内容説明
ロザベルの悲劇的な結婚生活は、夫の急死により幕を下ろした。数年ぶりに帰郷し、家族との再会に心癒されたが、ロンドンの屋敷へ戻るのが憂鬱でならない。心配した姉はロザベルにしばらく実家で静養するよう勧める。幸い、二人は一卵性双生児。子供のころ、悪戯で入れ替わっては使用人たちを困らせたものだ。姉は替え玉として、ロンドンの屋敷へと旅立っていった。一方、そんなこととはつゆ知らず越してきて間もない隣人フィリップはとまどっていた。妙だな……あのじゃじゃ馬娘。いったい、なんだって急にああも清楚ではかなげになったのだ?★はからずも、すてきにすり替わった美しき双子姉妹の人生……。ラストシーンで“深みのある声”を響かせた謎の人物の正体は5月5日刊の関連作「夢の舞踏会へ」で明らかになります。どうぞお見逃しなく。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
4
面白いんだけど、姉の話とリンクしているので、これ一冊では中途半端な感じがする。2016/02/19
くろうさぎ
2
入れ違い双子の妹編。姉が冷たくあしらっていた隣人と・・・。ヒーローはとってもいい人で理解力も包容力もあってとっても大人だわ~~。しかし、この話、姉の半紙は別に書かれているので、なんか中途半端に向こうが気になる。2013/01/15
kyara
2
我慢強くていい人なんだけどヒーローの魅力がなぜかグッと来なかった。2010/03/16
EDAMAME
1
好きな作家さん2014/06/30
Mei♪
1
原ちえこの漫画では読んでたので、ストーリーはよく分かってましたが、漫画とはまた違う面白さでした。片方読むと、また片方読みたくなりますね。姉の方の話も読んでみたくなりました。2014/04/14