新潮新書<br> ―新書で入門―ジャズの歴史

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新潮新書
―新書で入門―ジャズの歴史

  • 著者名:相倉久人【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 新潮社(2012/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106102035

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内容説明

書斎のジャズ、酒場のジャズ、演じるジャズに語るジャズ――ジャズって何だ? 百人いれば百通りのとらえ方があり、定義するのも難しい。奴隷制度から禁酒法、二度の大戦、黒人運動、ベトナム戦争、そしてポスト・モダン――。誕生からほぼ一世紀、アメリカ現代史とともに、ジャズは人種、文化の衝突と融合のなかで、自在にその姿かたちを変えてきた。ジャズ評論界の第一人者による、ジャズ入門書の決定版。

目次

ジャズって何だ?
ジャズ誕生への道のり
ニューオリンズからシカゴへ
暗黒街と「ジャズ・エイジ」
スウィング時代とカンザス・シティー
ビ・バップからクールへ
ウェストコーストとハード・バップ
JATPとニューポート・ジャズ・フェスティヴァル
映画×ジャズ×ビート詩
フリー・ジャズ誕生
多極化するジャズ×日本からの発信
“ポストモダン”とジャズ
ジャズって何だ?ふたたび

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

36
私のジャズ体験も、高校時代にコルトレーンの「マイ・フェヴァリット・シングス」にノックアウトされ、そこで停滞しているのかも知れない。著者もコルトーレーン以後、ジャズのメインストリームは無くなり「ポストモダン」の時代に入ったと言う。ウイキペデイアでも、著者を「自分がジャズから離れた後の時代のジャズをポスト・モダンの一言で片付ける荒業を見せた。」とする。そのことが決して悪いことではないと思うし、多様性の中で ジャンルに拘らないグッド・ミュージックが出てくることは嘆くべきことではない。2019/05/29

コットン

20
一部再読。ジャズ系の本の中で全体を踏まえつつコンパクトに説明している点で他の追随を許さない本。マイルスの果たした役割もわかりやすい。 そういえば昔は大阪でも梅田や難波にジャズ喫茶が多数あり、リクエストして曲を覚えたりミニライブを聞いたりしてましたが・・・少し残念です!2012/10/08

いっしー

17
アフリカとヨーロッパの異文化との出会いをきっかけにニューオリンズなどアメリカ南部で誕生したとされるジャズ。当時の奴隷制という社会情勢と密接にからみ合い、さらにウエストコーストミュージックや映画とシンクロしながら派生していったとのこと。今回はナナメ読みであったが、きちんと歴史を整理してあるため再読してみたい書籍でもある。2016/12/31

Z

12
正直あまりジャズは好きではないのだが、1930,40年代のジャズをこの本に従って聴いてみたら、これは好みだった。名盤なりミュージシャンの紹介よりは、ジャズの歴史をコンパクトにまとめた本。世界対戦でヨーロッパを逃れアメリカに移住したクラシック音楽家とアメリカのポピュラーミュージックが結び付いた時期が一番興味深かった。マイルスは『bitchs brew』でなく『on the corner 』が最高傑作だと思うけど、こういうの言い出したらきりがないですね。 2018/08/07

あんさん

11
南軍の払下げ楽器と黒人音楽が出会い、ニューオーリンズ、禁酒法下でのカンザスシティ·シカゴ・ニューヨークの賑わいへ。クール、ビバップ、モダン。そしてマイルス・デイヴィスの影響の大きさが印象に残る。もう少しジャズに触れてみたくなった。2023/09/02

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