それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集

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それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集

  • 著者名:地下鉄サリン事件被害者の会
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • サンマーク出版(2019/03発売)
  • 夏休みスタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/21)
  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763192134

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内容説明

地下鉄サリン事件の被害者による手記集『それでも生きていく』。
平成の貴重な記録を電子書籍で復刊。
電子書籍化にあたって「電子書籍化に寄せて」、「電子書籍版あとがき」、「追加年表」を収録。


【「電子書籍化に寄せて」より】
 歴史に残る事件の被害者や遺族が、体験したこと、感じたこと、必要としたこと、教訓にしたかったこと、
これらはいつの時代にも危機的状況に置かれたときの人としての基本的な反応であり、私たちは「それでも生きていく」ための模索を続けてきた。
 電子書籍化によって、更に多くの人々に私たち被害者や遺族の思いを共有していただき、
テロに屈しない社会、制度、人間関係を新しい段階に進めることに役立てていただけたら嬉しい。
    「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人 高橋シズヱ

【目次より】
第1章 残された人々
*ご両親のことを思い出して、素直に罪を認めてください。 遺族/40代女(被害者の母)
*数学が得意で、気持ちのやさしい子でした。 遺族/60代夫婦(被害者の両親)

第2章 見守る人々
*「奇跡は起きないのですか?」と先生に聞きました。 被害者の母/70代女

第3章 生きていく人々
*会社の同僚は仮病くらいにしか思っていません。 被害者/50代女
*子どもが学校に行く頃には、事件が片付いてほしい。 被害者/30代男
   ……………ほか、41人のありのままの手記を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

15
遺族の声を拾う。警察の対応にも不信感(13頁)。 警察の手抜きも地下鉄サリン事件が起きた原因(38頁)。 弁護人というのは何なのだろう(55頁)。 網膜剥離、当時21歳の被害者は老化をオウムに強いられた(117頁)。 妊娠していて被害に遭った方もおられる(139頁)。 当時、大蔵省と総理府は欠席した被害者による霞が関への 訴える会合(177頁~)。 行政の無責任がかかれている。 今も警察に違法駐車の通報しているのに、 電話対応がおかしい警官がいた。 県会議員にそれを通告しておいたが。 事なかれなんだ。 2014/04/14

ず〜みん

6
図書館の本で読破。遺族や被害者本人の事件当日から二年後までの様子が本人の言葉で語られている。こういう事件に巻き込まれた人でも、会社によっては『迷惑だから辞めろ』と言われてしまう、労働環境の脆弱さやそれが15年経った今も改善されていないのが、日本社会を円熟化するには是正が必要だな、とも思った。2012/08/07

もだんたいむす

4
国・東京都・警察・マスコミへの苦言を呈する感じの内容。事件からおおよそ三十年くらいたった現在、教祖・実行犯系は処刑され、後継団体は活動を続け、リハビリに励んでいた女性は亡くなり、事件の記憶は風化した。2024/10/12

yu01

2
サリンの被害者約6300人のうち、「地下鉄サリン事件被害者の会」に参加した人の一部の手記。1998年3月20日発刊。やっぱりなんど読んでも受けとめられない。オウム被害者救済法が成立するまで、ここからさらに10年とは…。2014/05/27

トモエモン

0
全く知らない人に殺されるというのが本当に怖い。国がちゃんと動いてくれないっていうのも嫌だな。今はどうなんだろう。海外でテロが続発してる今、日本でテロが起こった時…なんて考えたくないけど、的確に対処してくれるんだろうか。2016/03/25

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