内容説明
母親の押しつける結婚から逃れる手助けをしてほしい。広告代理店に勤めるローラは顧客のパオロにそう懇願され、彼の恋人を装ってイタリアを訪れた。ローラを待っていたのは、息子の恋人に敵意を抱くビチェンテ夫人と滞在先の館の主で、夫人の甥にあたるラモンテッラ伯爵だった。到着直後にパオロが病気になり観光にも行けないなかで、食事に、プールにと、伯爵自らローラの相手をしてくれる。パオロの恋人を演じている身で、ローラは心ならずも伯爵に惹かれていった。だがほどなくして、伯爵のたくらみを知ることになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
4
ヒーローは育ちの良さ故か?鬼畜でも傲慢でも無く、惚れたヒロインからの批判には傷ついたり涙したり脆い所もあって中々ステキ。ヒロインも感覚が普通で大好きなヒーローへ一生懸命愛を捧げる姿は好感持てる。こちらのヒロイン優しさと強さのバランスが良くて大好き。2016/04/03
ひまわり
2
ヒロインを失うことを想って泣くヒーローは初めてだった。 ヒーロー従弟とその母親の身勝手さは目に余るものがあった。 縁を切って正解ですね。2011/02/08
糸車
1
福原ヒロ子さんのコミックを読んで気になったので、小説も入手。コミックを読んでから読むと、どうしてもあの絵柄で再生されてしまうのでそれがいいのか、どうかちょっと悩むところ。ヒーローは放蕩者なんだけれど、性格は悪くなさそう。いい伴侶に恵まれたら落ち着くのかな、って感じ。でも、人妻に手を出してはいけません。それがマイナスかな。2013/05/26
月
1
★★★☆☆裏切られた恋人が許しを乞うのを、不安から拒絶する理由を「みっともないパジャマしか着てないんだもの」と言うヒロインが可愛らしい。2012/03/30
こえん
1
返却されてきたので再読。ヒーローとワンコが妙に可愛い…。2011/04/15