内容説明
神国を恨むクレプスムルク一族の男・イグニスの画策により、二つの神具〈導きの剣〉と〈裁きの天秤〉、そしてミレリーナ姫を奪われてしまったルビーウルフたち。イグニスの思惑がついに明らかになり――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんな
2
再読。 神具とエリカを取り戻すため、イグニスたちを探すルビー達だが、ルビーが連れ去られ、幻影により、ジェイドたちに襲いかかる話。 エリカの過去も出てきましたが、すごく切ない。旦那が生きてると思い、イグニスに手を貸していたのに、実はローラーティオーの呪いで、既に死んでいたなんて、考えたくない。 夢の中で、狼になったモルダたちと、人間になったヴィアンカがルビーを助け、導いたシーンには危うく泣きそうになり、夢に幼女が出た時にはニマニマしてしまいました。2017/07/06
もみち
2
【図書館】再読。これ以降エリカは登場してきたっけ? 全知の書の力が弱まっている間に何か起こりそうで心配だなあ。2013/08/14
真林
1
裏切りの真相と、奪われた神具を求めて。エリカの過去を遡る物語。とはいえやはり前巻の伏線通り、彼女の夫だった人に関する話でした。盛り上がったのはそちらよりもルビーウルフが操られジェイドたちに襲いかかるシーン以降。深層心理の怨恨から、近くにいることを彼女にとっての苦しみだと考えるジェイド。けれど二人が抱える罪の意識は当時のそれだけでは語り得ないものに変わっていて。傷ついた彼女の支えになれるものももはやジェイドしかいない。そんな二人の関係が途方もなく愛おしい。2015/05/31
K-Wing
1
まさに一巻のはじめはここから復讐劇が始まるかと思ってたのにな。 別に女王である必要はないな。 2013/06/01
ちゃか
1
神具の、最後の一つがようやく登場。しかし、雰囲気的にそろそろ終わりそうなんだが……これで重要人物だったりしたら笑う。コーラルが強くなってたなぁ、と思ったり。2012/02/10