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内容説明
映画作りを通して真理との距離を縮めていく一方、おじ・金春(こんぱる)の差し金で、いやおうなく大人達の欲望の渦にひきずりこまれていく利彦(としひこ)。そして、晴れの舞台になるはずであった文化祭…映画上映の場で、想像を絶する破局(カタストロフィ)が訪れる……!! 魂に焼きつく永遠の青春! 90年代を代表する爆弾作品、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
18
(上)よりも絵の粗い部分が目についた。どこか華倫変を思わせるところがあるが、エロシーンの描写が劇画調になっているのは、セックス描写というものが本当は表現行為においては型にはまって古臭く時代を全く先取りしないものであることを示しているのではないだろうか。話がバタバタしてきて無理やり起伏をつけたりまとめたりしているように見えるのは、締め切りや連載期間の短縮といった外部的要因が想像できる。(どんな媒体に連載するかも含めて)そういった外部的要因(外枠や入れ物)が作品の性格を決めるのは本書に限ったことではないが、2018/10/17
GORIRA800
2
前半の薄暗い青春物、後半のドス暗い転落、悲劇の文化祭、そして最後の救い 後半から話が勢いよく強いエネルギーを持って進んでいき、そのストーリーの落差が絶妙です 最後ハッピーエンドで終わって良かったね2020/01/07
社畜姉さん
1
★★★★★ 魂を揺さぶられました ドス黒い青春作品です。これは本当に傑作!!2024/09/20
タリスポッド
1
ハッピーエンドになるとは思わなかった。2016/04/17
ayakat2
1
前半童貞青春もの、徐々にとエロスが過多になって不安、雲行きが怪しくなりちょっとホラーがかってきて、後半になると本気で作者の精神状態が心配になる。最終回を読んだあとで作者に「本当にお疲れ様いいからお前はすぐに医者に行け」と言いたくなった2010/04/28