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内容説明
鬱屈(うっくつ)した日々を送っていた高校生・市ノ瀬利彦(いちのせ・としひこ)は、絵画を通し、学校のマドンナ・仲村真理(なかむら・まり)と親しくなる。彼女主演の映画を作り、文化祭で上映するべく、級友達と活動を始める利彦。真理という明るい太陽に照らされて、利彦の青春はようやく煌(きらめ)き出す…はずだった。90年代、日本中の青少年の脳髄を揺さぶった、青春漫画の金字塔!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内島菫
25
容姿の美醜ですべてが決まり、人間を性的なものへと還元する奇形的な一時期=思春期を描いている青春漫画。嫌われ者のノヒラ君が、私も若いころ好きだった『太陽』を読んでいて妙な親近感がわく。彼とお店の人との間で事務的な会話すら成り立っていない描写が面白い。主人公はそんなノヒラ君より普通っぽいが、一応暗くて性格が屈折しているという設定。たまに差し挟まれるギャグ的なノリは、物語をメタ的に飛び越えて急にみんなが共通のノリを身に纏う、漫画表現独自のユートピア(ミュージカルで急にみんなが一緒に歌いだすのに似ている)2018/10/16
GORIRA800
3
久しぶりに再読 以前読んだ時にはあまり気にならなかったキャラたちのどす黒い心理がわりとところどころに書かれていることに気づく おかげでいまは青春物でいてかつ大きな事件こそないもののどうか鬱っぽいです 2020/01/07
タリスポッド
1
憎たらしいやつをわざとブスに書いているので感情移入してしまいそうになる。2016/04/17
shirabek
0
上、好きだー 岡崎京子から女性っぽさをもう少し抜いたみたいな2017/11/04
ピエルー武士
0
あいたたた。自分の息子はどちらがわになるんだろう。 男も大変だな。 こわいっ!2017/10/15