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内容説明
できないのは、その人の能力のせいではない。「物事がうまくいかないのは、段取りが悪いからだ」と考えることで、対処法が違ってくる。自分にあった段取りのスタイルを見つけて、すべての活動に当てはめていけば、仕事も家事もいきなりうまくいく。自分の中にある「段取り力」を育てることで、社会を生き抜く力を身につけよう。
目次
第1章 生産性の高いプロの「段取り力」(トヨタに見るコストパフォーマンスが高い「段取り力」 建築家、安藤忠雄に見るクリエイティブな「段取り力」 ほか)
第2章 トラブルに強いタフな「段取り力」(列車ダイヤに見る“カゲスジ”の「段取り力」 「刑務所」のリタ・ヘイワースに見る長大な「段取り力」 ほか)
第3章 実践編 ケース別「段取り力」(収納・整理の「段取り力」 書く「段取り力」 ほか)
第4章 「段取り力」とは何か(「段取り力」の効用 「段取り力」とはどういう力か ほか)
第5章 「段取り力」の鍛え方(すでにある完成体から段取りを推測する 「段取り」という包丁で切る視点を持つ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
40
やる気とは段取りがうまく回転する事によって増幅してくるもの。誰にでも隠れた「段取り力」があり、自分の中の段取り力を発掘し目覚めさせる事が第一歩。好きな事や趣味には段取り力を発揮出来る⇒それを仕事や勉強に応用していく。段取り力を磨けばその先の人生も大きく変わる気がしてきた。さすが齋藤先生の視点は違う。2024/10/30
Nobu A
22
「質問力」と「コメント力」と本著が三位一体で社会で生き抜く力の源泉だとか。何だかなと言うのが正直な読後感。コミュニケーションのイニシアティブを取る意味でも「質問力」は学ぶものがあった。その後は尻窄み。造語「段取り力」の定義はあやふや。しかも、第4章で「段取り力」とは何かは掟破り。限られた時間と労力を誰だって無駄にしたくない。経験知がそのまま段取り力ではないのか。短期・長期的目標、采配、連携等、全て「段取り力」にして読んだ本や映画に都合よく当てはめているだけ。皮相的。申し訳ないが何も残らなかった。食傷気味。2022/02/22
もちもちかめ
22
段取りとは?が分からないのに、はじめは有名人のちょっとしたトリビアに終始。ふうん、で終わるところでした。途中から段取り力の付け方としてテレビ番組の場面を抜き書きせよ、と。教育テレビの日本語であそぼならオープニング曲、初めに小錦が出てきて、次はこの歌、それから萬斎さん。書き出すと、時間と出し方の順番など構成の工夫がみえる。これが段取り。へええ!時系列のことか!とまた単純化理解の私。段取り下手なんだよね。時系列の延々シミュレーションならなんとか出来そう。それ以上のプラスアルファはもう頭に入ってきませんでした。2020/01/30
いっしー
15
段取り力とは言うものの、単に物事を進める上での手順、順序のみを指すのではない。これを身につけていると、大きい意味では人生の危機を回避できたり、神経をタフにし様々な状況に対応できるようになる。大筋を外さない力と優先順位をつける力、そして何より全体を俯瞰する目。持っているエネルギーを最重要なところにぶち込む力。仕事以外でも日常生活の様々な場面でも使えそうだ。あらためて気付きを得た一冊である。2016/09/17
かしまさ
13
タイムリーなことに正月帰省したとき「仕事でいちばん大切にしていたことは」と父に聞いてみたところ計画性と言っていました。あらかじめ計画を立てる、つまり段取りですね。「言われたことをやる」から「自分で考えてやる」への移行がとても大事。入社したての頃はひとつの仕事の中にあるプロセスが果てしなく思えたのが慣れてくると効率的な進め方が分かってきたりするアレです。自分はそれを「創造性」って呼んでました。2023/01/10
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