出版社内容情報
青池保子・美内すずえ・山田ミネコ・樹村みのり・忠津陽子・木原敏江(敬称略)…綺羅星のごとき少女まんが家のアシスタント経験を持つ著者が赤裸々に回想する、脚色なし・ほぼほぼ実話の少女まんが界の裏側を描くエッセイコミック!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
酒井美羽さんがアシスタントをされていた頃の思い出話を描くという、ちょっと驚きのマンガです。いやはや伝説の漫画家さんが多数登場、ちょっとしたエピソードも往年のファンには嬉しいです。大好きな青池保子さん、オカルトっぽい美内すずえさん(マッチョな想像がに笑っちゃいました)ら、熱い現場を楽しみました。少年漫画家さんの所でお仕事をした時、彼女の足が見たいからと漫画家はこたつで作業し、その目先で彼女は椅子に座って作業した…というエピソードには母娘で「キモッ」と引きました。70年代は色々ありそうだなあ…。2024/07/30
しましまこ
21
笑った~!酒井先生の若気の至りと大先生方のお仕事具合。次巻も楽しみ。2022/10/29
還暦院erk
11
書店で非常に迷ったあげく購入。即読了。酒井さんの最初期作品から存じ上げてるので懐かしかった(が水泳女子の連載物の題名が思い出せない…トホホ)。本書のアシエピソードは赤裸々(←セキ『Lala』と変換してw)。締め切りとの攻防は作家さんだけでなく編集者&印刷製本業者さんも寿命縮めつつだったんだろうなぁとしみじみ。p80で山田ミネコ先生がおっしゃったように、印象的なひとシーンが読者の心に何十年も残ることはホントにある。『ロザリンドの肖像』しかり『愛しき言(うつくしきこと)つくしてよ』しかり!覚えてた♡2023/05/31
澤水月
10
んーーーーー。青池保子、木原敏江、山田ミネコら各先生のエピソードは大変興味深いが、著者の色んな意識がこの令和のリテラシー的に、というか当時でもアウト・失礼では?という思いが。twで「やらかした話」とチラ見せしてるの釣り広告風だし、各先生が「そんなことあった?」などいうのは描かないでほしい含意じゃないかと…。大泉周り2巨頭、魔夜峰央(の娘さんからの視点)らの本人・身内が身を削り綴る吐露からするとかなり軽いし危うい。続くのか…2022/10/20
A.Sakurai
9
遥か神話時代の少女マンガ勃興期、とは言いながら自分もリアルタイム体験していた作家と作品のエピソードが楽しい。山田ミネコさんの話が多いが,ほかの作家さんたちのエッセイなどでも頻繁に登場していて,人間的な魅力のある人だったんだろうとは思っていた。『最終戦争シリーズ』は作品としては興味を引かず読んでいないが、今になって読んでみようかという気になる★佐々木淳子、堀泉下、内田美奈子などSF系で好きだった作家さんたちの登場も嬉しい。2022/10/14