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内容説明
韓流でブレークした気鋭の韓国哲学者が、日本人の新しい類型を発見した。それは、「おれちん」。上昇志向が強い「おれさま」と、自分の世界にひたすら引きこもる「ぼくちん」が合体し、自分勝手で、コミュニケーション能力に劣り、公共性概念の欠如した「新族」が誕生した。代表的な「おれちん」である小泉元首相、中田英寿、ホリエモン、イチローなどを徹底的に解体分析した、待望の次代日本人論。
目次
おれちんの日記
「おれちん」万歳!
「おれちん」とは何か
「おれちん」の増殖
「おれちん」とメディア
「おれちん」誕生の背景
「おれちん」のしるし
「おれちん」と政治・経済・社会
「おれちん」と若者
「おれちん」と新しい人間観
「おれちん」の敵
「おれちん」の味方
「おれちん」の文化
「おれちん」と世界
「おれちん」とナショナリズム
「おれちん」の思想
「おれちん」の黄昏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masakazu Kawamoto
3
著者の小倉さん相変わらず冴えている。<おれちん>は自尊心は強いが共同体を重視せず閉鎖的なタイプの現代人。本書は自称<おれちん>の日記という形で<おれちん>族の消長が語られる。自己中心的な<おれちん>族に対する批判書かと思ったがそうではない。<おれちん>族の宿敵である共同体重視の<わたし>族にも強烈なパンチが浴びせられる。結局は、日本社会は<おれちん>族も<わたし>族も十分に成熟させないままきてしまった、そのことを裏面から強烈な皮肉でもって告発している書であるという気がしている。2014/07/07
がっち
2
おれちんとは自己愛が強く、学校、家庭、地域といった共同体に対して感情を閉じている人物をさすそうだ。現在おれちんと言われる人種が増えつづけている。それをこの本では嘆かわしいと感じている一方、自分もそうではないかと示唆している。哲学的な話や日記みたいな本ではあった。私もまたおれちんかもしれないと言わざるを得ないと反省。C2011/05/14
1977年から
0
2007年
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