内容説明
日本宗教の常識を覆した浄土宗開祖・法然とは何者なのか。父の殺害事件、亡き母への思慕、叡山後の足跡――。ゆかりの地をめぐる綿密なフィールドワークで、隠された真実と浄土思想の真意を導き出す!
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
目次
序章 法然上人の御影を読む
第1章 「法然伝」に真実を探る
第2章 法然の故郷へ
第3章 法然少年の闇
第4章 母・秦氏のこと
第5章 黒谷篭居
第6章 叡空との論争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木貴博
1
梅原先生が法然上人の生涯と教えに迫る。様々な文書を渉猟し、読み込み、現地に赴き、伝承なども丹念に集め検討していくことによって真相に迫っていく。上巻は漆間氏、父母、夜討事件、師匠の変遷などについて検討し、上人の人格形成、思想形成の背景を明らかにしていく。大変面白い謎解きの連続。2020/08/28
Melody_Nelson
1
出自についての言及が多いので、これで終わってしまうのか?と危惧したら、教義の記述が出てきて、いきなり難しくなった…。でも面白いです。もっとちゃんと理解できるようになりたいけど…。2014/04/16




