内容説明
スペインの伯爵である祖父の支配から逃れるため、リアは十八歳で恋人とアメリカに駆け落ちした。不幸な結婚の末に夫は事故で亡くなり、娘とふたり残された。今の貧しい生活では、心臓病を患う娘の手術費など賄えるはずもなく、スペインに戻って祖父に援助を請うしかなかった。だが祖父は手術費を払う代わりに、実業家のダミアン・マルケスと結婚しろと言う。先日出会ったばかりで、私にキスしてきた男性とですって?リアの胸は一瞬ざわめいたが、すぐに現実に返った。結婚なんてできない。妻の務めを果たせないのだから……。★昨年の日本デビュー以後、読者の熱い支持を受けているルーシー・モンローの新作は、身体的なコンプレックスを持つ女性に捧げられた意欲作です。物語の最後には、彼女から読者への温かいメッセージもありますので、ご期待ください。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mao
14
前半は、契約結婚へのH/H、祖父のやり取りや心情がなんだか複雑でついていけず、後半はほとんどがダミアン博士の甘美なセックス講座。ヒーローは、思いやりのある誠実な人物で、完璧。忍耐強くもある。これから!って時に、拒まれて可哀想だったわ(´-`)キュンポイントが見つからず、ちょっと私には合わなかったみたい。2017/02/01
ぽこ
6
ヒーローが完璧すぎる。もう少しジレンマがあった方が、お話としては面白くなりそうだと思った。ただ、こんな病気があることを知らなかったので、世に知らしめるものとしては価値のある作品。2015/05/20
麻琴
2
ヒロイン祖父への不快感は相変わらずだけど、最近傲慢残酷ヒーローが出てくる作品をよく読んでたせいか改めて今作のヒーローの誠実さに感心した。ヒロインの抱えるあんな性的問題を結婚後に突きつけられたら面食らって怒り出してもおかしくないのに。どこまでもヒロインに優しくて羨ましくなる。ヒロイン亡夫の両親にも優しいのが素敵。 ☆32015/09/14
やまと
2
ヒーロが凄くいい人。でも内容が生々しすぎてロマンス小説的にはチョット楽しめなかった2015/09/09
麻琴
1
再読。ヒーローのヒロインへの誠実な態度がとても素敵な作品。ヒロインの抱えた身体的問題についての描写が多めで、ヒーローの我慢強さやヒロインへの思いが伝わる場面ではあるけれど具体的すぎて正直あまり読みたくはなかった。(かなり読み飛ばした)ヒロイン祖父も反省するとはいえ曾孫の命を盾にとってヒーローとの結婚を強要するのは許せず不快。☆22015/04/27
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