内容説明
ルーは完璧な秘書だった。常に冷静で、仕事が速く、決してミスを犯さない。でも、ひとたび家に帰れば、生活に追われて悩むただの女性だ。一方、プレイボーイと名高いボスのパトリックは、社会的な地位のために妻を必要としていた。浮気も許してくれる、都合のいい妻を。それを知ったルーは、二人の悩みを解消する名案を思いついた。ボスに私と結婚してもらうのはどう?私なら完璧な妻になれる。しかもいっさい愛情抜きで。★「天使たちの休日」で、RITA賞の栄冠に輝いたジェシカ・ハート。さすが実力派、本作も練りあげられたストーリー展開で、みなさまの期待を裏切りません。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽしょ
1
どうしても恋愛どころじゃないだろーという気がして、子持ちヒロインの話は乗り切れないのですが、この話は楽しかった。最初の契約にしばられて相手の気持ちをはかりかね、お互い気持ちを打ち明けられないアラフォーのヒーローヒロイン。よいじれじれでございました。2012/05/11
りりか
1
落ち着いた女性であるヒロインに少しずつ惹かれていくヒーローの心理描写が丁寧で楽しめました。こういう立場にあるヒーローは傲慢で強引…というパターンが多いのですが、この作品のヒーローはそれとは違い、紳士的で優しい雰囲気のある男性ですので、そういうタイプがお好みなかたはぜひ。2012/01/23
サティーシャ
0
プレーボーイのボス、パトリック42歳と14歳と11歳の子をもつシングルマザーで秘書39歳のルー。暮らしのため愛情抜きで契約結婚をしたがそれに縛られジレジレ・・二人も周りもみんないい人ばっかりで最後までジレジレします。2017/03/10
akiyuki_1717
0
若い頃子供を持たないと約束して結婚したが、妻が子供が欲しいと言って離婚した41歳のヒーローは金髪のピチピチ美女とデートを重ねる日々。ヒロインは二人の十代の子持ちシングルマザー。元夫は軽薄でお金にルーズだが、子供の手前悪くは言わない良いお母さんだけど、貧困寸前で会社では冷静で出来る秘書とは真逆な私生活。酔った勢いで浮気しても気にしないお金だけが目当てなので結婚してあげようなどと大胆な発言をするヒロイン。結婚したら自分の物を買うのは気が引けるというけれど、言ってることがおかしい。子供の出費の方が変だよね。2021/04/15