内容説明
「コタロウ君、自分たちの仕事ぶりについてどう思う?」「兄者が悪者を退治して大活躍だよね!」「……そうね。それで、倉庫ふたつと、隣接するビルの一部を壊したわよね」「正義にはギセイは必要なんだよ!」「……実はあたし『カンパニー』の始末書連続提出記録を更新中なの。コレも護衛のアナタたちのおかげよねぇぇぇ」「えへへ、それほどでもないよ!」「くぅぅ、皮肉も通じないのか、こんのお気楽極楽吸血鬼兄弟っ!!」――これは、人間と吸血鬼間に起きたトラブルを処理する若き調停員・葛城ミミコとその護衛たる吸血鬼の兄弟、望月ジローとコタロウの活躍を描いた物語……のハズです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
17
短編集2冊目。相変わらず短編になると吸血鬼たちのおバカ具合を全面に出してるな。何百年生きていようが内面では子供らしいセイが可愛すぎる。こんなやっかいなお子さんの世話を日常的にしてるんだからミミコは将来いいお母さんになれそうです。過去話はカーサの掘り下げでした。アリスのジローへの思いに対して嫉妬しちゃうとか可愛い所あるんだなぁ。アリスは恋愛に侵されすぎだ笑2014/09/16
じお
8
★★★★★ 再読。特区での日常を描く6篇に加え、転化したてのジローがアリス、そしてカーサと過ごした過去を描く描き下ろし1篇で構成された短編集第2巻。面白いです、特区でのバカバカしくも楽しい日常が読んでいて面白いし、本編と比較するとなんかこう感慨深い。ショタセイは結構無邪気で可愛くてすき。クリスマスと給料日のイチャコラも良い、当時は何とも思わなかったが、改めて読むとミミちゃん健気で結構可愛いかもしれない、と陣内視点で見てしまうな…。しかし目玉はやはり過去編。憎さあまって可愛さ100倍、→2025/06/21
紅羽
7
調停者としてのミミコの苦悩や努力が分かる短編集2冊目。特にセイと一緒に気を遣いながらのゲームが愉快でした。過去話もあったりジローとミミコのちょっと甘いお話もあったりで楽しかったです。2015/09/18
みどり
5
全巻読んでからの短編集なので、この日常系がほっこりくる。わかってはいたけど、カーサの気持ちがすごく切なくてよかった。2017/04/23
晦夢
5
短編集第二弾。日常そして過去。セイが可愛かった。ミミコは相変わらず苦労してるようでw カーサの嫉妬可愛い。過去話はいいね。2013/12/18
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