内容説明
秀吉の股肱の臣として政権を支え続けた男。秀吉亡き後、天下分け目の関ヶ原の戦いにおいて西軍にくみし、死の病に冒されながらも、鬼神のごとき働きを示して、東軍総大将、家康の心胆を寒からしめた猛将。波乱に満ちた大谷吉継の生涯を、活き活きと描く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiki Natori
7
この小説では大谷吉継が喧嘩早くて、めっぽう強いという話になっている。他の作家との解釈の違いがあるので、それだけこの人は謎めいた人物なのだろうと興味深く読んだ。2024/09/16
BIN
2
石田三成の盟友、大谷吉継を描いた作品。よくある冷静沈着な人物ではなく、生意気な奴は力で懲らしめるような、まさに兄貴という名に相応しい豪放磊落な人物として書かれている。槍の又左も震撼せしめる天下無双の武勇も発揮する完璧超人。思いっきり吉継を賛美しまくっているものなので、吉継好きにはお勧めするが、それ以外の人はちょっと引くかもしれない。吉継好きなので非常に面白かった。2013/12/21
だてこ
0
大谷吉継がとにかく格好いい!石田や小早川などの扱いが酷いところが少し気になったが、物語としては面白かった。 戦をするに当たって、兵力ではなく、兵糧など兵士の環境を整えることの大切さをうまく描いているところがよかった。2017/01/14
もだんたいむす
0
2013.07.18 読了2013/07/18
いろはに
0
一般的な吉継とはイメージが違うし、史実と違うところもあるようだけど、面白い。吉継やその仲間を好きになってしまう。面白いだけに終わり方が少し残念。もう少し読んでいたかった。2012/05/10