内容説明
壬申の乱後に即位した天武天皇は、大いなる理想を実現するため、国家の未来を託す後継皇太子に、人望厚い大津皇子を指名した。しかし、幼時の疎外感から権力の亡者となった皇后持統は、虎視眈々と復権を狙う藤原不比等に身も心も操られ、秘かに謀略に手を染める―。その後の藤原氏支配を導くことになる、日本史の一大ターニングポイントをドラマチックに描いた古代史小説。
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
千葉県柏市生まれ。仏教美術に魅せられ、足繁く奈良に通ったことをきっかけに日本古代史研究をはじめる
梅澤恵美子[ウメザワエミコ]
東京都生まれ。萬葉集、古伝書などから独自の古代史像を構築(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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