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内容説明
「自律神経失調症」と診断されたら、「うつ病」を疑ったほうがいい! 臨床の名医である著者が、最良の「うつ」の対処法を解説。誰もが「うつ」になる可能性がある現代の必読の書。
目次
第1章 「うつ」とはなにか
第2章 長期化する「うつ」
第3章 「うつ」と区別が難しい病気を知る
第4章 「うつ」の治療
第5章 「うつ」による自殺
第6章 なぜ自殺を選択するのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
haruka
9
うつによる自殺の本。うつの一定数は必ず自殺する。自殺の事例がたくさん記されており衝撃的。心は自分で支配できるという思い込みが、うつの重症化を後押ししていると私は思う。心を観察して、どこからかやってきて心を征服しにかかる悲しみや無気力さに気づいたら、病院へ行く・頑張るのをやめましょうと、学校教育で取り入れた方がいい。戦うのではなく、冷静な対処と治療が命を救う。命は大切だよ負けないで…は鬱には見当違いなのだ。著者「死にたいという気持ちは、真実のあなたの気持ちを反映していないかも知れません」2020/05/30
がりがり君
8
類書に比べてうつによる自殺に焦点が当てられてて興味深い。それだけ著者はウェットな人なのだろう。自殺について書くのは中々勇気がいることだと思うがそれを成し遂げてる。うつ病の自殺は治りがけが危ないとか、ほんとにうつ病の人って突然死んでしまうんだなとか、具体例が例示されててわかりやすい。でも、結局のところ「誰もわかってくれないから死ぬ」に尽きるんだと思う。2014/12/13
わえ
6
筆者のうつ病に対するひたむきな態度に感銘する。うつ病は想像以上に死に至る病なのだと言うことを痛感した。この本では筆者が診た患者たちの体験を元に、うつ病などの具体的な症例・症状が書かれてあり、わかりやすい。「認知の歪み」については別書籍で知っていたが、把握しきれていない部分があった。この本ではこの用語の10個の定義が書かれており把握。うつ病についてセロトニン仮説だけでは説明がつかないこと、うつと認知症の関連性、うつ病の性差・年齢差etc、自殺のサインについて、知らないことも多く有益である。(2006年本)2018/10/06
すべから
5
自殺者のほとんどが精神疾患、その多くがうつ病に罹っているが、そう認識されないことがほとんど。身体の病気と間違えず適切に治療すれば回復したかもしれない。だから、うつをちゃんと理解しておくことは自分や身近な人の命を救うことになるかもしれない。以下引用。私的な用事は回復のためのステップであり楽しめるものではない/自律神経失調症という病名は存在しない/自殺する人は必ず自殺したいという意思を発しているもの/自殺者の半数以上は自殺一ヶ月前に精神科以外の医療機関を受診していたという報告がある2016/03/04
ひま
5
前の職場は、「うつ」かどうか知らないけど、休職する人が多かった。(というかそういう人が形だけ在籍する部署だった。どんな部署?)とは言っても、どこか無理解な空気漂う。せめて家族だけでも寄り添えたらいいんだろうけど、大変なんだろうな。なんでこんな国(年間の自殺者が3万人超)になったんだろう?イタリアに行きたくなる。でも、イタリア人じゃないから無理か。2011/07/21
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