文春文庫<br> ふしぎの国の犯罪者たち

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文春文庫
ふしぎの国の犯罪者たち

  • 著者名:山田正紀
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167284046
  • NDC分類:913.6

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内容説明

「犯罪というゲームにそなわっているスリル、ゾクゾクとするような快感に、ぼくたちはすっかり魅せられてしまったのだ」──職業や本名も明かすことを禁じられている奇妙なバーの客たちのあいだで、ある相談がまとまった。襲撃不能・絶対安全の現金輸送装甲車を作り上げたと喧伝する警備保障会社にひと泡ふかせてやろうと、現金輸送車襲撃を計画したのだ。人生最大のゲーム“犯罪”に足をふみいれてしまった大人たちの“犯罪遊戯”を描く連作長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホレイシア

11
スカッとしたい気分のときは、正紀氏のこういう類の作品(タイトルからの想像)だと思って仕事場へ持っていった。大ー当たりー。何とも奇想天外で、笑えて、少しだけしんみり、そんな感じの1冊。まだ山田作品の端っこをかじっただけだが、これはとても「らしい」のではないかと思ったら、あとがきにそんなことが書いてあった。セバスチャン・ジャンプリゾなんて聞いたこともないが、興味津々、早速探すことにする。とにかく憂鬱な気分が晴れましたとさ(笑)。感謝。2009/09/03

すず

1
Kindle Paperwhiteに最初に入れた本。とあるバーの常連客たちが、互いに名前も素性も知らない仲でありながら、ゲーム感覚で現金輸送車を襲う。それを発端とする「襲撃」「誘拐」「博打」「逆転」の四篇からなる連作集。 「不思議の国のアリス・ミステリー傑作選 」(河出文庫)に「襲撃」が収められおり、長い間その続きが気になっていたので純粋に読めて嬉しかった。結末は衝撃的。2013/12/27

nightowl

1
ちょっと面白くなってきたところで無理矢理幕を下ろされたような気分。もう二話くらい無いとこの最後では物足りない。犯罪をゲームとする渋さより冒頭の話と最後の話の薄さの方が目立ってしまい残念。2013/01/30

wm_09

1
どの作品でも何重にも練られたプロットが楽しめる。それ以外の要素をギリギリまで削ぎ落とした潔さが良い。最終話の残酷さはほとんど山風だな。(稲)2010/09/24

けいちゃっぷ

1
今でも面白いと思う。

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