内容説明
市井の噂話から千代田のお城の秘密まで。硬軟とりまぜた事件の顛末を情報として商っている「だるま屋」の秋月伊織は、関所を破って江戸に入った女のその後を調べるため、岡場所へ向かった。苦界に生きる女の矜恃と、思いもよらぬ大事とは? 心に迫る表題作他4編、人気沸騰の文庫書下ろしシリーズ第2弾。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳音
46
良かったほ。2015/11/08
ベルるるる
19
短編4話。シリーズの2作目で、登場人物の名前も役割もわかっているのでサクサク読める。ただ悲しい話ばかりなので読後感はイマイチかな。2019/04/28
ごへいもち
10
テンポ良く都合良く読めた2024/02/25
だいしょう@SR推進委員会
6
シリーズの初めにあった登場人物たちの硬さ(?)もとれて、だいぶキャラがはっきりとしてきました。そのぶん物語もおもしろさを増したように思います。ただ今回は切ないバージョンな話ばかりで、読後感は今ひとつ。救いは伊織の自分なりに筋を通した行動でしょうか。それがまた意外な展開につながっていくのですが。これからの伊織の生活が気になります。2011/12/08
makimaki
4
どれもみんな切ない話だった。最後はお兄さんも絡んでだったけど、伊織の覚悟を汲んでくれて、とてもよかった。伊織のこれからの生活にも変化があるようで、ちょっと楽しみ。2013/06/07