内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
大伴旅人を中心とする筑紫文学圏の文学活動をめぐって、虫麻呂や憶良、個々の作家・作品研究にとどまらず、文学圏としての総合的把握をおこなった画期的研究。
目次
1 筑紫文学圏の論-天平二年作品群を中心に(梅花の歌三十二首
天平二年作歌群の追和歌
筑紫文学圏の集団世界 ほか)
2 山上憶良の論-憶良論の追補として(哀世間難住歌-二毛之嘆
看取りと死の受容-古日の歌と熊凝の歌と
詠出意図二題-園梅の詠と思子等歌と ほか)
3 高橋虫麻呂の論-伝説歌群を中心に(『万葉集』における「向こう側」-旅人と虫麻呂の場合
水江浦島子詠-高橋虫麻呂の世界
莵原処女歌-伝説歌の方法 ほか)