内容説明
★ロンドンから遙か離れた北の地に、社交界を捨てた眠れる美女がいるという。嘘か、真か、半信半疑で屋敷を訪ねた放蕩者が目にしたのは…。★イングランドの北の果て、ノーサンバーラントには、 “眠れる美女”と評判の貴族の娘が隠れ住むという。 彼女が美しさと気品のみならず富の持ち主と聞き、 ロンドンで放蕩三昧に明け暮れる伊達男アダム・マニオンは、 噂のレディ・ヘレナ・ラスフォードに求婚しようと思い立った。 ところが、ラスフォード邸は暗く荒れ果てた屋敷で、 当の“眠れる美女”は、やせたみすぼらしい娘だった。 意外にも彼女の父親はアダムを受け入れ、結婚が決まった。 そして財産だけが目当てだったアダムもいつしか巧妙に覆い隠されたヘレナの魅力の虜になっていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
16
平民でありながら社交界に受けいられ魅力たっぷりなヒーロー。友人たちは裕福でも軽薄な人たち。賭博で借金を重ねたヒーローに裕福な引きこもり美女がいるから結婚を申し込んだら良いと唆され、ノコノコやってくる彼も大概だけど。娘を心配する父に気に入られ(!)曰くありげなヒロインと縁組。財産目当てときっぱり言い切るヒーローの何を見たんでしょう。ヒロインというと、亡き母親が気に入っていた気味の悪い使用人に変なことを吹き込まれ暮らしている。ゴシックホラーか!ヒーローは意外にも真っ当で誠実で、きちんと生活を立て直した。2025/09/05
Michelle
12
放蕩者のヒーローが、持参金のたっぷりある田舎に住む美女の噂を聞きつけ、求婚するために訪れた館は、寂れていて、どことなく重苦しい空気に包まれていた。屋敷の主人に娘との結婚を申し込むと、あっさり了承されるが、何やら裏がありそうで....。ヒロインを洗脳しようとする使用人や、わざわざ遠くから訪ねてきたヒーローの元愛人など、持ち味のある登場人物をうまく活かしきれてないのが勿体無かった。もうちょっとゴシックに振り切れば良かったかも。2024/07/08
か
6
1852年。郷土の賭博師アダムは地方にいる富と美貌を兼ね備えた眠れる美女がいると聞いて求婚しに行く。使用人だと思った、痩せ衰えた女性がレディ・ヘレナだった。三つの約束事と引き換えに結婚を許される。ロマンスを読んでいると思っていると、亡き母の使用人に洗脳のごとくガミガミ言われているヘレナの謎と夢遊病らしい言動。ほとんどホラーと思っていたら使用人が殺されミステリーに。好きな話じゃなかった。2022/09/11
まみ子
0
アダムに最後は好感が持ててスッキリ。2013/11/04
マル
0
財産目当てと言い切ってる辺り潔いのか?お父さん娘のことが心配だったのね。
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