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内容説明
飛行機はなぜ飛ぶのか? 科学では説明できない――科学的に一〇〇%解明されていると思われていることも、実はぜんぶ仮説にすぎなかった! 世界の見え方が変わる科学入門。
目次
プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない
第1章 世界は仮説でできている
第2章 自分の頭のなかの仮説に気づく
第3章 仮説は一八〇度くつがえる
第4章 仮説と真理は切ない関係
第5章 「大仮説」はありえる世界
第6章 仮説をはずして考える
第7章 相対的にものごとをみる
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
136
読んでいて多胡輝さんの頭の体操を思い出しました。これはクイズではなく理論的なことを初心者にもわかりやすく説明してくれていて、すんなり頭に入っていきました。最初の飛行機はなぜ飛ぶのかわからない、という章で私はさらに飛行機嫌いが加速されてしまいました。相対的にものごとを見る、というところでは私のモットーとする考え方が示されていてナットクしました。2015/10/13
Aya Murakami
132
図書館本 ペンタクォーク…。そういうモノが想定されていたのですね。クォークは耳にしたことがあったのですがペンタは初耳です。そしてクォークのネーミングのモトネタはとある小難しい小説の中に出てくる鳥の鳴き声だとか?本当によく調べていて妄想がはかどりました。2020/11/12
Miyoshi Hirotaka
132
世の中で定説と呼ばれているものは実は仮説でしかない。天動説は二千年持ちこたえたが、コペルニクス、ガリレオ、ケプラーにより覆された。ニュートン力学も20世紀になってアインシュタインにより翻った。ノーベル賞を受賞したロボトミー手術は十数年と短命に終わった。科学の世界でさえこの通り。いわんや人間の世界においておや。自分の頭の中は仮説だらけ、相手の頭の中も仮説だらけ。世の中に100%の客観はないが、思い込みで判断せず、仮説どうしの間の翻訳規則を見出し、相対的な世界観のもとで協調して生きていくことが必要だ。2014/01/24
mitei
123
世の中のありとあらゆる常識とされているものが実は「仮説」にしか過ぎないというお話し。今常識なものが将来も常識であり続ける可能性はわからないということを主張した本。2010/08/20
優希
104
面白かったです。科学発展の歴史を用いながら、物事の殆どが仮説であると論じているのが興味深いところでした。科学のアプローチ法は様々ありますが、どれも結論を出しているのに対し、これが思い込みであったという考え方には唸らされます。冥王星の例をとっても、惑星から準惑星へとなったことで、常識とされていたことが非常識になることもありえます。こう考えても、全てが仮説であり、その不確実の中で自らの真実を見つけることが大切なのだと実感させられました。2016/06/08
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