内容説明
遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
美しい妹を襲おうとした義父を倒し、逃げ出した男爵令嬢が主人公です。お相手の伯爵ったら最初は超きれいなこの妹さんに手を出す気満々で、おばちゃんちょっと気に入らなかったかもよ~。500ページ近いとはいえ、姉妹のロマンス、結婚、いとこの救出、次作予告…ともう盛りだくさん。面白かったけれど目まぐるしかったです。2022/10/11
kokorika
1
義父の性的暴行から妹御を守る為、義父を殴ってしまうトーリィ。首飾りを盗み妹と逃亡。生活に困り仕事を探していたときコードと出会う。コードは始め妹を愛人にするつもりだったが、妹がまだ子供なのに気がつき、トーリィに目を向ける。そして彼はトーリィと深い関係になり、貴族の娘と分かり結婚する。後半はトーリィの嘘に振り回される彼の嫉妬、いとこの救出、気持ちがすれ違う二人、義父の問題の解決などのストーリー展開。トーリィがあまり好きではないキャラクターだったが、面白く読了。2023/08/30
矢田ふみえ
1
2話から読んだんだけど人物像が、それなりにわかっておもしろかった。勇ましいヒロインが多いね。妹も空想ずきって書かれてたけど幸せになってよかったね。2016/04/26
キッチンタイマー
1
ドラマチックで中だるみのない感じ。妹はしょうがいがある子なのかなと思ったんだけど、天然な子だっただけなのか。ヒーローが短気で高圧的なのとヒロインの小細工好きなのが気になったんだけど、チェスをしているのでは仕方ないかなあと。気を取り直し続けるヒーローの健気さに気づいてほしいなと。2012/04/14
早川珠生
1
三部作を三作目から読み始めてしまい、これが最後 トーリィは自分以外のことでも苦労人だったんだなーと改めて思った 少しでも働くことによって成長できたクレアも姉を心配していて本当に仲が良い姉妹 爵位がある人ってどうして自分に自信が有り余ってるのか不思議だよ そうじゃなきゃ人の上に立てないのかもしれない 義父は謀略を企てて殺人までやってのけてばれるが怖くてメイドを買収したり小者だったんだなー2011/07/20
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