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内容説明
組織を率いる者の、あるべき姿を探求する一冊。
「自分の勉強のための教科書」と著者自らも語る好著が、永く親しみやすい判型に。古今の事例から、組織を率いる者のあるべき姿を説く。
30年以上の永きにわたって読み継がれた好著が、装いを新たに登場。
▼松下電器を興し日本を代表する巨大企業に成長させた経営者、松下幸之助。本書はそんな彼が経営者として永年の体験をもとに、古今東西の事例を交えながら、組織を率いる者のあるべき姿を説いたものである。
▼「指導者は人、物すべての価値を正しく知らねばならない」「指導者は一面部下に使われるという心持ちを持たねばならない」「指導者は時には何かの権威を活用することも大事である」「指導者には一つの指導理念がなくてはならない」など――日本史上の名君、古代中国の英雄、思想家、近代の世界の政治家らの言行から、著者自身も絶えず反省、検討し繰り返し見出した「指導者の条件」を示す。
▼著者は「本書は自分の勉強のための教科書のようなものであり」(まえがき)とも言っている。企業や組織のトップのあり方が、改めて問われている今だからこそ読みたい、座右の書となる一冊。
●あるがままにみとめる
●いうべきをいう
●怒りを持つ
●一視同仁
●命をかける
●祈る思い
●訴える
●落ち着き
●覚悟を決める
●価値判断 他
目次
あるがままにみとめる
いうべきをいう
怒りを持つ
一視同仁
命をかける
祈る思い
訴える
落ち着き
覚悟を決める
価値判断〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さら
31
経営者としてとても有名な著者、松下幸之助氏。ご本人の資質もさることながら、常に勉強されていたのだろうなぁと思います。指導者によって、その団体が活きるかどうか決まりますものね。優秀な指導者につきたい、または優秀な指導者になりたいものです。 その松下氏の座右の書。常に己を振り返っていきたいです。2016/08/16
forest rise field
19
指導者という立場ではありませんが、使われる側から指導者の条件を読むと、なるほどなと思うことも多々ありました。 世界の歴史上の人物を手本に書かれており、勉強になる102ヶ条でした。出来る事、変えられる事からでも取り組みたいです。 指導者にはなりたいとも思いませんが、下の立場として指導者の在り方を少しは頭に入れておくのは良い事だと思いました。2020/07/13
とみやん📖
18
松下さんは、知性と見識を備えた卓越した指導者だったことが、この本を読むと分かる。 一話一話、古今のエピソードから教訓を語るスタイルがわかりやすい。また、そのエピソードの解釈が松下さん独自のもので、なるほどと思わせる。繰り返し読みたい本。2018/05/22
aponchan
15
松下幸之助氏著書3冊目。過去の偉人例を用いながら、自らの言葉で語られていて、分かり易く読み易い。指導者として、いかにすべきかを端的に纏められていて、非常に参考になる。頭では分かっていても、つい忘れがちなことが書かれているので、日々手元に置いて再読・参考にしたいと思う一冊。2018/12/27
aponchan
12
久しぶりに再読。102箇条は記憶にはあるものの、読む時期などによってか新鮮な気持ちで読めた。一つ一つの説話が重く、色々な自分の身近な場面を思い出しつつ読むのでスピードは上がらなかったが、この類の本は、何度も再読するべきとも感じた。2019/10/25