内容説明
★その過去に何があろうと、彼女こそ運命の女---運命の伯爵夫人。★デア伯爵がエリザベス・カーステアズに初めて会ったのは、フランス人アンリ・ボネが経営するロンドンでも有名な賭博場の貴賓専用サロンだった。一目見た瞬間から、デア伯爵の視線は彼女に釘付けになった。それほどエリザベスは美しく、賭博場のディーラーとは思えぬ気品が感じられた。彼女は間違いなくボネの情婦で、明らかに虐待を受けている。育ちもよさそうな彼女がいったいどうして身を落としたのか?そんなことを考えるうちに、ボネと一対一の勝負になっていた。そして相手の持ち金が底をついたと知ったとき、彼は貴族にあるまじき言葉を口にした---その女を賭けろ、と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こえん
2
HQヒストリカル…2冊続けてヒロインが利用される話を読んじゃった、すっきりしない気分。このお話ヒーローが良かった、彼の弟たちの話もそのうち入手して読んでみようという気になった。ヒロインは可哀想すぎていまいち…ロマンス小説でこの設定・展開はいかがなものかと思うくらい。2009/03/01
キッチンタイマー
1
ヒロインの受け答えがちょっと好き。かなりかわいそうな話。ところで、この設定ってスパイものの女性側から見る感じ。青池靖子さんのマンガ、エロイカシリーズの番外編「Z(ツェット)」にこんな風な話があった。スパイの世界はドライな世界で、見知らぬ人が近づいてきたらスパイと思えという。一般人が工作員になるのは弱みを握るのが常套手段という。当時ドイツは東と西があってですね。。2012/11/23
くろうさぎ
1
読み終わったときの後味が悪い本です。あまりにもひどい話じゃないですか、、、利用され方がひどい!ヒーローがいてくれてよかった(ToT)2008/09/18
こえん
1
再読。続きを入手したので読んだけど、やっぱりヒロインが気の毒~。ヒーローの愛情と懐の深さは素敵だったけど。2009/07/23