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内容説明
家政婦歴10年以上の「私」が派遣されたのは、記憶が80分しかもたない、一人暮らしの数学博士の家。彼の第一声は「君の靴のサイズはいくつかね?」だった。数字で物を語る博士に、初めは驚いた「私」も、博士の優しさに触れ、不思議な幸せを感じ始める。「私」の10歳の息子を含めた3人で過ごした日々は、奇跡のように美しい時間となり――。第1回本屋大賞に輝き、映画化もされた小川洋子の大ベストセラーを漫画化した、感動作!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
65
小説を読了したところコミック化されていることを知り、図書館で借りました。小説よりも簡潔なストーリーになっていますが、くりた陸さんの優しい絵で小説の世界が鮮明に蘇りました。この先はDVDを見て、また涙したいと思っています。 2014/11/23
月子
22
図書館にあったので。 映画を見たのがだいぶ前で、いろいろ忘れてしまいました(^◇^;) 博士と未亡人の話が映画はもっと深くあったような…?2016/07/01
ひかる
5
原作の優しい雰囲気が漫画版でも表現されていて良かったです。ルートが可愛らしいなあ。2015/10/29
pyon
3
息子が図書館で借りてきたのを読んでみた。友愛数ほか、数に対する説明がビジュアルでされることによって、理解度があがりました(笑)でも、やはり、このものがたりは小川洋子さんの言葉でしか表現できない静謐なものがたりだったんだな、としみじみ。2012/06/28
ダート(装幀に花束を)
2
作者小川さんは同郷でした。ふと、このお名前をどこかで、それも何度も聞いた覚えがある。記憶の奥から呼び出してきたのはラジオの「メロディアスライブラリ」。予告は聞くけど日曜にラジオをつける習慣は無くほとんど聞く事が無いが、2007年から続いている。そうか、あの人か。と、繋がりました。★映画となった作のコミック版。少女マンガベースのため博士の年齢不詳気味。重苦しさは少し薄いが、うまくまとめてある。★★記憶を忘れても次に同じ答えを考えるのがいかにも数学。年月を隔ててもルート君はルート君である。ルートは寛大な記号・2014/09/18