台湾二二八の真実 - 消えた父を探して

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台湾二二八の真実 - 消えた父を探して

  • 著者名:阮美しゅ
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • まどか出版(2006/02発売)
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  • ISBN:9784944235285
  • NDC分類:222.407

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内容説明

1947年、死者2万人以上を出したという台湾の「二二八事件」のさなか、新聞「台湾新生報」総経理(社長)の阮朝日が5人の男に拉致され、そして虐殺された。その娘・阮美妹は父の失踪、そして謎めいた壮大な事件の真相を追う。本書は、日本の戦後とも通底する台湾・戦後史の迫真のドキュメントである。
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目次

1 父・阮朝日と私たち(その日、父は捕らわれた 父の道 遊学から実業家へ ほか)
2 父のいない長い日々(父の捜索 ピアノの音と涙の痕 ほか)
3 血の涙で歴史を記す(歴史の暗闇で夜明けを待つ 日本で父の足跡を尋ねる ほか)
4 タブーの四十年(タブーに踏み出す タブーよ、さようなら―永遠に返事の来ない手紙 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーク

1
台湾の二二八事件って、中国の天安門事件と並ぶぐらいの中国の暴挙だけれど、その存在は日本ではあまり知られていない。その事件によって父親を失った著者が、当事者としての哀しみを綴った本書、映画「非情城史」を内側から見るようで心に刺さったな。そして最後に明らかになる父親の行方がより哀しみを増す。事件の全体像を掴むのにはもう何冊か本を読むことを必要だけれど、犠牲者の感情を慮ることに価値のある一冊。2018/05/17

あまたあるほし

0
全体像が掴みにくいなぁ。2011/04/13

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