さすらい姫考

個数:1
紙書籍版価格
¥2,090
  • 電子書籍

さすらい姫考

  • 著者名:小林とし子【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 笠間書院(2014/11発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784305703132

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

平安から中世にかけて、家のあり方が家父長制へと移りゆく頃、不慮の運命から、さすらいの旅へ向かう姫たち。さすらいの行く末に、結婚という新たな男系との接触が待ち受けるなか、彼女たちは「生きる」ために、運命にながされ、また抗っていく。『鉢かづき』『まつら長者』『しんとく丸』『をぐり』『源氏物語』『更級日記』という日本古典を題材に家と女の変革のときをみつめ、同じ時間をいきる現代のヒメたちへメッセージを投げかける。

目次

1 ヒメのさすらい-家を継承する女神(御伽草子『鉢かづき』-鉢かづき 婿取りから嫁取りへ
説経『まつら長者』-さよ姫 女系復活)
2 乙姫のさすらい-連帯に生きる女神(説経『しんとく丸』-乙姫 消える乙姫
説経『をぐり』-照手姫 玉の輿に乗る女)
3 ヒメになるまでのさすらい-父に見捨てられた娘(『源氏物語』1-玉鬘 父系をめざして
『源氏物語』2-浮舟 さすらいの女系集団)
4 さすらう女君をみつめて-父系・母系を超える娘(『更級日記』-菅原孝標女 さすらいの究極)

最近チェックした商品