内容説明
「琉球文学の聖典」として神聖視されてきた「おもろさうし」。その「おもろさうし」を「文学」という枠組みから解き放ち「歴史史料」としてそこに潜む政治的編纂意図を読み解く。おもろが語る琉球王国の成り立ちとは。
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目次
序 文学から歴史へ
1 『おもろさうし』のひとつの編纂意図―尚真王をめぐって
2 聞得大君をめぐる問題―神名が示す朝鮮半島への道
3 煽りやへ論―八幡信仰から倭寇へ
4 原型神女論―海の道の神女たち
5 琉球王権の性格
6 琉球王権神話論
7 第二尚氏の成立過程―首里、今帰仁、玉城の三角形
結論 琉球王国成立期と倭寇