内容説明
骨董・古美術の「よい」「わるい」はどうしたらわかるのか。感動したり、失敗したりした修業時代の体験から、「いい仕事」を見抜く眼を徹底指南。目利き開眼へと導くなるほどの薀蓄と、鑑定の秘密を語る。
目次
1 風狂な人々(雅印の教訓 アネさんのこと ほか)
2 片雲の風に誘われて(伊那の古九谷 安南染付 ほか)
3 座右の小品(たかが馬の目皿されど馬の目皿 座辺に溜りしものどもよ ほか)
4 修業の道すじ(建盞の風景 ロビンソンの目録 ほか)
5 目利き儲からず(それでも地球は… なまこのなげき 文化のこころね 無垢の果て)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コーデ21
10
TVお宝鑑定団でお馴染みの中島さん、TVでは軽妙なトークなので本のほうもと期待したんですが…独特の文体で読みづらく、なかなかページが進みませんでした(涙)おまけに、せっかくのお宝話も文章だけで実物画像はいっさい無し!せめて磁器だけでも写真を掲載して欲しかったぁ~ (≧へ≦)でも中島氏のお人柄がヒシヒシと伝わってきて楽しめました♪2016/02/08
マカロニ マカロン
4
個人の感想です:B。中島さんは今年82歳、本書は1997年に初出で、中島さんの修業時代の話も多く書かれている。『鑑定団』での味わい深い解説そのままの、格調高い文章のエッセイ集。私は骨董品にはまるで興味もないし、(骨董に限らず)収集癖もないので、中島さんの骨董への真摯な取り組み方が理解できない部分もあるが、良い物を見極めようとする求道者として尊敬できる。旅行に行く時、愛用の酒盃とめし茶碗を持って行こうと思案するほどの道具へのこだわりはすごい。南伸坊さんのカバー絵も味があり、「いい仕事してますねぇ」。2020/07/28
ダフニス
1
ページ数UPのために読みかけを取り出して読みましたw2008/05/24