内容説明
失魂の仲間と殺し合う超伝奇シリーズ哀切の新展開。無残に踏み殺された聆雲(りょううん)の仇を討つべく、総門谷のある早池峰山(はやちねさん)に向かった和気諒(わけのあきら)たち。そこで出会ったのは、冥界の王によって肉体のみを甦らせられた聆雲だった。魂を失い魔童児となった仲間が、白骨女となった怨魔シバとともに諒たちを襲う。ベストセラー作家が放つ伝奇SFの傑作シリーズ、哀切の第4幕。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
58
購入詳細不明。恐らく10年ものの積読本。2015/10/6〜10/10久しぶりの総門谷シリーズ。思えば、この最初の作品が高橋克彦さんにハマるきっかけであった。この作品はメフィストで読んでいるはずだが、10年寝かせたおかげか、良い感じで忘れてた。将門編が続くはずなのだが、未だ音沙汰なし。是非、続編を!2015/10/10
TheWho
12
歴史小説やSF伝奇、ミステリー、ホラー等幅広い作風の著者が描く、UFO、古代遺跡、神話、日本のピラミッド、国際陰謀説等などてんこ盛りの大作SF伝奇小説「総門谷」の続編第4弾で、現在迄の最終巻。初刊から5巻を経てもまだまだ次巻に続く結びの作品。どこまで続くのか、そしてどう云う結末を求めているのか興味がつきないが、多分著者のライフワーク的な作品なのだろう。とりあえず読み終えた安堵感で一杯になりました。著者魅了満載の作品です。2017/01/02
紫
3
総門谷Rシリーズ4作目。序盤70ページは主人公たちが登場せず、悪玉総門陣営の組織再編に費やすというびっくり展開。首領の総門は不老不死の余裕なのか、何だかその場のノリと勢いで方針を決めちゃっています。いいのか、悪の組織のボスがそれで。主人公和気諒は「期待したことがそのまま現実になる」という特殊能力の持ち主ですが、本人にはその自覚なし。涼宮ハルヒ! 涼宮ハルヒじゃないですか! こっちの方が早いんだけどね。シリーズは本作で中断したきり、すでに十年以上。高橋先生、完結編をそろそろ書いてください。星4つ。2017/12/02
Tomomi Yazaki
2
A級 どんどん出てくる怨魔。昔風のショッカーみたいだ
おしょも
1
このシリーズ、なんとも不思議な世界。荒唐無稽で面白いんだけど、そろそろスッキリ終わらせてほしい。