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内容説明
太古の昔から日本列島をたびたび襲ってきた大地震.近代の都市開発や環境改変によって築きあげられた脆弱な国土は,来るべき大震災に耐えられるだろうか.関東大震災から阪神・淡路大震災,新潟県中越地震まで,現代の日本を痛撃した主な大地震による災害の諸相を描き,将来の防災に役立つ知識をわかりやすく提供する.
目次
目次
はじめに
第1章 関東大震災
1 史上空前の地震災害
2 津波害と土砂災害
3 流言が招いた混乱
第2章 断層出現!─昭和初期の内陸直下地震
1 北丹後地震
2 北伊豆地震
第3章 戦争に消された大震災
1 東南海地震
2 三河地震
3 相次ぐ南海トラフ巨大地震
第4章 環境改変が招いた都市災害
1 新潟地震
2 宮城県沖地震
第5章 大津波襲来!─三陸沿岸と日本海沿岸の地震津波
1 昭和三陸地震津波
2 チリ地震津波
3 日本海中部地震
4 北海道南西沖地震
第6章 山地激震!─山崩れの脅威
1 伊豆半島の二つの地震
2 長野県西部地震
3 新潟県中越地震
第七章 都市を壊滅させた直下地震
1 鳥取地震
2 福井地震
3 阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)
おわりに
20世紀以降のおもな被害地震
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
73
過去に日本で起きた地震災害について書かれている。地震大国の日本。3.11の東北で発生した地震についてはまだ起きていない時に書かれた本。スマホなどが普及してから初めての地震災害ではなかっただろうか、だから当時の実態がリアルで報道されていたのがとてもショックだった。押し迫る津波の様子がヘリコプターから写されていたが、悪夢のような映像。そんな大地震や大津波がいつかまた起きる。いくら文明が発達しても地震や津波の予測はほぼ不可能なのが現実。先人たちが残してくれた教訓を忘れてはいけないと思った。図書館本2025/04/01
くろほ
9
20世紀以降の日本に起きた、主な震災の被害・原因・背景を詳述。多数の災害の記述から、日本という国がどれだけ「地震大国」であるかを実感させられる。ただ、この国の防災のレベルも確実に上がっている。地震で多くの被害を受けると同時に、必ず未来のための教訓を学んでいる。今回の地震でも、もし過去から学んだ防災対策が施されていなかったら、被害はどれだけのものになっていただろうか。そして、今回「たまたま」生き残った僕たちは、この震災から必ず何かを学ばなければならないし、それが今の自分にできる数少ないことの一つだと思う。2011/03/20
YOS1968
4
東日本大震災が起きる前の2005年に書かれた本である。過去に起こった震災を紹介しつつ啓発している。関東大震災では火災被害から東京の60%は焦土と化し、10万人以上が亡くなっている。1896年の明治三陸地震の津波では2万人以上がなくなっていた。1933年の昭和三陸地震津波では岩手県沿岸が最も被害も甚大で田老地区では人口の42%が亡くなった。2003年の段階で宮城県沖地震が20年以内に発生する確率は88%であった。2011/11/18
なまこ
3
戦前と戦後の地震災害についてのまとめ。年表を意識して読みすすめたおかげである程度の時代感も身についた。 関東大震災の裏での朝鮮人暴動騒ぎの真相に始まり、航空機増産のための杜撰な建築、戦意喪失を恐れた報道規制など、専門分野では知る機会の少ない社会的背景が知れる本であった。 読了後に南西沖地震についての講義があったのでタイミングも良く満足した。2017/06/23
白義
3
関東大震災から新潟中越地震まで、近現代日本の地震災害を手際よくまとめた読み物。社会心理のパニックに津波、土砂災害から火災まで、地震の恐ろしさがあっさりめの書き方だが十二分によくわかる。終戦前後、毎年のように大地震が起こっていたというのはなかなか怖いものがある。あと、宮城沖地震はやっぱり短い頻度で起きるものとして予測されていたようだ。『地震と噴火の日本史』の続編で、合わせて読めば日本の地震入門にはちょうどいい2011/05/20
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- 和書
- BT’63




