幻冬舎文庫<br> ホームタウン

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幻冬舎文庫
ホームタウン

  • 著者名:小路幸也【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344010307

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内容説明

札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失踪する。征人は二人を捜すため決して戻らなかった故郷に向かう……。家族の絆を鮮烈に描く傑作青春ロードノベル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッキ@道央民

55
小路さんの初期の頃の作品なのかな。札幌や旭川、小樽など北海道が舞台。老舗百貨店(丸井さんがモデルかな?)の特殊な部署に勤務する主人公の行島柾人の元に数年振りに届いた妹からの手紙。結婚すると書かれていたが、その婚約者も妹も同時に姿を消してしまった。謎を解くために柾人の故郷の旭川へ。昔世話になった草場さんや勤務先の上司などちょっとクセはあるものの裏の世界にも表の世界にも顔がきく仲間達に助けられながら謎を解き明かすミステリー。登場人物も良い人が多く、【東京バンドワゴン】にも似てるかも。楽しめる作品でした。2017/08/15

3939タスタク

27
やっぱり小路さんが描く作品好きだなぁ。表も裏も知り尽くした海千山千の人々もいれば、ごくごく普通の人々もいる。それでいて、嫌な人がまるでいないなんて、小路さんのこだわりが感じられる気がします。しかし、百貨店にCIAもどきの諜報部門がある事自体驚きだが、設定としてはとても面白い設定だと思う。しかし、自分の職務を全うする事で、誰かを不幸にする事もある厳しい任務だと思うが、そんな彼を責める事無く、優しく包み込んでくれる人々との出逢いが、物語の後味を良くしている一つの要因ではないかと思う。2012/06/19

kazu@十五夜読書会

25
主人公の仕事が血縁関係のない家族へとつながっていく・・・・・作風?文体?自分には読みにくく、暗い話だし読み進めるのに苦労した。合わない作家さんかなぁ?。2013/03/22

あきちゃん

21
筆者の作品の中では、私の中で東京バンドワゴンシリーズの次にランクイン!!(笑)。会長が最初っから手をさしのべれば事件は起きなかったのに。とか、捨ててしまう人生の中にひっくるめられた婚約者が哀れすぎる。とかはあるけれど、柾人と一緒に追いかける謎は目の離せない展開で一気読み。ばぁちゃんの懐が深すぎて、カクさんの力が計り知れなくて。ある意味力業の幕引きではあったけど、めでたしめでたしで、満足(*^_^*)。2016/02/27

整体マッサージ『無庵』 

21
小路さんらしく、登場人物皆さんいい方ばかり!それぞれに背負った過去は決して軽くはないけれど、それを地道に乗り越える覚悟をお持ちの方々・・だから優しくなれるのでしょうね。カクさんや草場さん達のオジサマコンビもワイルドでよろしいのですが、ばあちゃんの無限大の愛に感無量。自分の息子の死に関わりのある者を許す度量って凄い!スピード感をわざと殺したようなストーリー展開に、なんだかホッとしております。2012/05/29

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