内容説明
『ブランコのむこうで』で星新一の世界を知ったあなたにも、ずっと愛読してきたあなたにも、おすすめの11編。没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集。『ブランコのむこうで』のような味わいのショートショート「ふしぎな夢」、初期の力作「憎悪の惑星」「黒い光」「謎の星座」「月の裏側基地第1号」などを収録。――まだまだ楽しめる、星新一の異次元ワールド満載の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
59
星さんの初期のころのものをまとめたようです。ですので中学生向きのようなジュブナイル作品が多いように感じられました。「謎の星座」などはショートショートというよりも短篇小説ですね。読んでいてほのぼのとさせられる作品が多いと感じました。またカバーの絵も後藤さんで楽しくなっています。2015/01/07
催涙雨
50
宇宙を舞台にした作品が多く収録されているイメージの一冊。ウィット的な意味合いでの切れ味はさほどの鋭さをもたないかもしれないが、そのかわり全体的に読後の印象が非常によい。大団円みたいな形で終わるものであったり、教訓や考え方をひとつゆるやかに示して見せるものであったり、児童向けに分類される作品が比較的多いのだと思われる。個人的にはちょっと絶望的でありながらロマンチックな内容の「憎悪の惑星」がいちばん好き。2018/11/23
R
45
表題作以外は、宇宙を舞台にした未来小説でした。SF短編集を堪能できるのですが、難しい理屈や、独特のルールみたいなのではなく、宇宙という未知の塊に触れる人間のいかにもありそうな様子を描いていて、滑稽さと不思議さがごたまぜになって、楽しく読めました。宇宙を舞台にして、近未来的な舞台装置なんだけども、描かれているのは人間そのものだなと、その描写の凄さというか、観察力のようなものに脱帽でした。2018/02/13
Tetchy
42
星新一の原点とも云うべき、宇宙や仮想科学趣向のショートショートが満載で、星作品に初めて触れたときの事を思い出せてくれた。外れが無く、いずれも水準作であるのが特に嬉しい。「謎の星座」、「奇妙な機械」、「憎悪の惑星」、「黒い光」が秀逸。初めて星作品に触れるのに絶好の作品集であると云える。2009/09/20
tomi
31
没後刊行の「気まぐれスターダスト」より11篇。児童向けの作品が中心でショートショートというより長めの作品が多い。生前に未収録だったのは自信作でなかった事もあるのか、全体的に切れ味に欠け、今ひとつ。皮肉を利かせた「奇妙な機械」は面白かった。2014/09/22
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