内容説明
今夜も葉留子は、コンビニエンス・ストアに通う。漠然とした期待をいだきながら。そこには白色蛍光灯に照らしだされた空疎な間しか待ち受けていない。それでも飽くことなく夜道にさまよい出て、深夜の“蛍”となるのだった。母親と恋人との間で不安定に揺れ動く女性の心情を描いた表題作ほか、古典名作をモチーフにした現代版“姫”物語、連作小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
devil
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ロンリーボートを中心とした淡い恋物語でした。2017/01/22
りりぃママ
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◎◎2016/11/26
佐守
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人それぞれ愛し方があって、でもときにはそれが人を悩ませてしまうけど、もしもそれさえ乗り越えられたならきっと素敵な未来があるんだよなあ。2011/03/31
ナンナル
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心揺さぶる切ないお話。それだけに終わらず、前を向いて歩いていく力強さがあるお話。2010/11/03
真琴
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タイトルに惹かれて読んだ本です。大人の切ない恋愛短編集。どんな結末にせよ主人公の女性が前を向いて生きていくような終わり方で良かったです。大姫と清姫が好きかな~。2018/01/26