MF文庫J 鳥は鳥であるために 4

著者名：野島けんじ

KADOKAWA（2013/03発売）

• ISBN：9784840112895
• NDC分類：913.6

内容説明

特殊な能力と引き換えに、宿主になんらかのダメージをもたらす「呪」に憑かれた者は、その力ゆえに「呪われ者」と呼ばれて嫌われてしまう。石南花学院に通う高校生・小笹志朗は、「むぅちぃ」というカバ型の呪に憑かれる「呪受者」だ。志朗は、同じ呪受者である水星家のお嬢様・小鳩と知り合い、彼女の行方不明の兄・倭を探すことに。しかし、小鳩の前から姿を消した倭の目的は、呪の影響によって命を削られている小鳩から、呪を消すことだった。志朗もまた小鳩のためを想い、妹の菓や小鳩のメイド夕香とともに小鳩の呪を浄化する方法をさがすが……。不思議な力「呪」をめぐる新感覚学園ファンタジー、完結編！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[銀さん]

他の作品からはいったせいか、この作品だけ作風が妙に浮いて感じる。 個人的にこのタイプの作品は苦手だ。 登場するキャラのほとんどは不幸なわけだが、それぞれのキャラは良く描かれてると思った。 4巻の展開は急ぎ過ぎというか、無理やり1巻にまとめたような感じでちょっと残念。

[ナンナル]

何事も中途半端なまま終わったな。個々のエピソードは良く分かるのだが、追い詰められる描写がなかったな。ちと、人間味が薄かったな。

2009/10/07

[nawade]

★★★★☆　打ち切りだろうな、コレ。もっと小鳥が羽ばたいていく姿を見ていたかった。この後、作者は打ち切りのショックか路線変更を行い売れ筋に走っていくのが残念。

2005/07/22