内容説明
23歳、ヤクザの組長になる。24歳で覚醒剤を初体験。27歳、2度も指を落とすが、覚醒剤を止められない。33歳、ヤクザをクビになり、日本で有数の売人になる。妻子は去った。41歳、ついに覚醒剤所持で逮捕。それでも覚醒剤を止められなかった。──21年間、覚醒剤漬けだった男が薬物依存者のための社会復帰施設DARC(ダルク)に出会い、1700人以上の子を預かり、再生の道を歩むまでの血みどろの人生、そして薬物やシンナーについて、命がけのメッセージ。
目次
第1章 子どもたちへ(今日は恥をかきにきた;はじまりは一本のタバコだった ほか)
第2章 こうして不良になっていった(村一番の貧乏人;親父と男同士の話 ほか)
第3章 再生への道(近藤との再会;茨城ダルクの責任者に ほか)
第4章 忘れられない仲間たち(その後のタメ;懲りないやつら、セイジとクマ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
1
薬物依存者の駆け込み寺、茨城ダルク「今日一日ハウス」代表が著者。治療はしない、が回復はする。一日薬を絶つことができた、明日もという想いを込めた「今日一日ハウス」という名前が良い。2008/03/11
かずぴー
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元シンナーヤクザのおやじ。現薬物中毒者更正施設の代表。まず結末を教える。その結末が嫌ならその道は選ばない。シンナーを使う人の末路が3通り。1刑務所2更正施設3墓場・・・壮絶な死に方も身近で経験されていて、四方八方に散らばった死体を泣きながら集めたりしたそうです。目を見開いて読んでました。真似しようと思いませんが、ある意味で真似できない人生ですから、全国から講演依頼が殺到するのは当然です。動画を全国の不良たちに見せれば良いんだ。不良居なくなる。2015/05/11
あずさ
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薬物依存者が書いているので説得力がある。教科書よりも薬物の怖さが伝わる本。2013/10/22
さっちゃん
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著書の講演会に言ったことがあるがとにかく迫力があった。 本の内容も凄まじい。麻薬には絶対手を出したくないと思える内容。