内容説明
「旧いものを打破する」。思想・文化の分野でも使われるようになった「アヴァンギャルド」。1930~70年代の昭和を通じて、〈日本〉文化とは何かを問い日本や満州でその形成を担った作家や芸術家の格闘を描く。
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目次
挑発する理念
第1部 “avantgarde”の日本上陸(“vanguard”と“avantgarde”との遭遇 芸術家たちの包囲網)
第2部 戦争と「前衛」の地政学(「東洋」の連帯―飯島正とハンガリー 戦争と革命のモダン都市―群司次郎正とハルピン ほか)
第3部 復興と美学の再発見(復員者の情熱―岡本太郎画文集『アヴァンギャルド』 美学の政治化―花田清輝と「アヴァンギャルド芸術」 ほか)
運動の行方