内容説明
ライブドア対フジテレビ、そして西武王国の崩壊――。日本企業が直面する数々の事態は、かくも普遍的な問いを我々に投げかける。いったい会社は誰のものなのか、と。まずは筆者が揺籃期からかかわってきたネット業界を通じて、ポスト産業資本主義の時代の会社、株主、経営者の生態を分析。株式会社のモラル・ハザードとガバナンスの歴史を振り返りながら、専門のブランド論をまじえて「新しい資本主義」の展望を語る。
目次
第1章 ネット企業を考える(「一人勝ち」への恐怖;ウェブ制作からポータルへ ほか)
第2章 会社は誰のものか(株主主権の優勢;アメリカに倣った10年 ほか)
第3章 「会社は化け物」と心得よ(情報格差とモラル・ハザード;南海バブル会社 ほか)
第4章 企業のガバナンスを考える(メインバンクから株主へ;株主の不在―規制産業 ほか)
第5章 新しい資本主義が始まっている(持ち株会社制度が進む;「人的資本」が見直される ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kishikan
0
会社は誰のもの? 株主?経営者?社員?それとも社会? だいぶ前に、ライブドア事件、村上ファンド問題etc小糸製作所を巡ってのハゲタカファンドによる買収騒ぎなどが起きた時話題になりましたね。「誰のもの」という概念自体が問題になるのでしょうが、少なくとも「所有」という概念だけで語るのは価値がありませんし、上記の一つにあてはめるのも進歩がありません。この本だけでなく「そもそも株式会社とは(岩田規久夫)」「会社は誰のものか(吉田 望)」「誰のための会社にするか(ロナルドドーア)」などを読んで考えてみたいものです。
こたちゅう
0
ライブドア事件の時話題になったと思うが、今読んだらちょっと期待外れ。するっと読めた。2008/05/03
Naota_t
0
2011/01/17 2011/01/17
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