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内容説明
「なんでも手に入れたい世代」の女性達が、子供を産む時代になった。欧米諸国の今どきの母親達を取材した著者が、各文化に共通する悩みや多様な価値観などをリポートする。
目次
プロローグ それは「おっぱい」から始まった
第1章 「授乳」という悩ましきお仕事(マダムはミルクがお好き?―フランソワーズ(フランス人・三〇代)
七年間ノンストップ稼働中―由利子(日本人・三〇代)
お姉さん世代の「おっぱいと政治」―サビーネ(ドイツ人・五〇代)
母乳育児という名のトラウマ―パウラ(スイス人・三〇代))
第2章 欲張り世代の子育てのゆくえ(「赤ちゃんはお風呂場で生まれた」―アンナ(オランダ人・四〇代)
メリー・ポピンズの国から―ミッシェル(アメリカ人・三〇代)
女と母の絶妙なバランス?―エヴァ(スウェーデン人・三〇代)
闘う女―キャロライン(アメリカ人・四〇代)
母性をふりかざすような女たちが、嫌いなのです―スーザン(オーストラリア人・四〇代)
授乳はストレッチ・リムジンの中で―モニカ(アメリカ人・四〇代))
エピローグ それぞれの子育て
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
56
赤ちゃんの母親は我が子の為とはいえ、心身ともにクタクタである。「少しは休んでも良い」と言っても聞かないから。言いかたを変えてフォローしているように読める。2019/05/20
佐島楓
36
子どもを母乳で育てるか否かについても、考え方や国籍やその社会構造によって、これほどまでに差がある。考えさせられ、また圧倒された。2015/04/20
カッパ
12
母乳育児など国や集団により大きな差があるのが子育てなのだ。同じ人間なのに痛みにたいしてや母乳などにたいして思いは違うものなのか。とびっくりしました。日本は保育園問題がありますが子守りが発達しているとまた違う。労働力が過剰になると母乳育児がはやる。などなかなかおもしろい視点で語られていた。あんまりこうせねばと思うことないように感じました。2019/09/05
凛
12
先進各国の母乳育児論を分析し、母性愛懐疑説VS礼賛説の相容れない性質を考察している。10年程前の本で多少時代差を感じるけども、あれこれ欲張る女性像は現代にも共通する感覚。マジョリティに属する安心感、異論者への嫌悪感、時代に固定される価値観などに対する的確な指摘は、冷静な思考回路が得られて良かった。フランスやイギリスの子育てにはカルチャーショックを受けた。そんなのもアリなんだ!と。広い視野を持てて、ちょっと気が楽になる良い一冊だった。2015/02/08
makimakimasa
8
題名が微妙なのはいいとしても、内容は期待に届かず。9人の欧米人と日本人が1人=計10人(8ヶ国)にインタビューした子育て事情のまとめだが、メインテーマが授乳に偏っていたのがその理由か。「母乳vs粉ミルク」がこんなにもイデオロギー闘争の種だったとは。自宅出産、ナニー、添い寝の是非も含めて、好きにさせればいいじゃんと思うが…。フランス人の母親の特異さが際立った。結論、気楽にいくべし。著者の個人的体験を語ったプロローグとエピローグの方が本編より面白かった人は、『「モザイク一家」の国境なき人生』がオススメ。2020/04/05
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