内容説明
「法隆寺は焼けてけっこう」「古典はその時代のモダンアート」「モーレツに素人たれ」――伝統とは創造であり、生きるための原動力であると主張する著者が、縄文土器・尾形光琳・庭園を題材に、日本の美の根源を探り出す。『今日の芸術』の伝統論を具体的に展開した名著、初版本の構成に則って文庫化。著者撮影写真、多数収録。解説・岡本敏子
目次
1 伝統とは創造である(人力車夫と評論家たち 法隆寺は焼けてけっこう ほか)
2 縄文土器―民族の生命力(いやったらしい美しさ 狩猟期の生活様式が生む美学 ほか)
3 光琳―非情の伝統(真空に咲きほこる芸術 新興町人の精神と貴族性の対決 ほか)
4 中世の庭―矛盾の技術(なぜ庭園を取りあげるか 銀沙灘の謎 ほか)
5 伝統論の新しい展開―無限の過去と局限された現在
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