シートン・・・旅するナチュラリスト・・・ 第1章「狼王ロボ」

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シートン・・・旅するナチュラリスト・・・ 第1章「狼王ロボ」

  • 著者名:谷口ジロー【作画】/今泉吉晴【原案】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 双葉社(2012/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575939392

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内容説明

19世紀末、一人の若きナチュラリストがアメリカの広大な荒野に君臨した誇り高き狼王“ロボ”と対峙する。これは優れた画家であり「動物記」の作家であるシートンのナチュラリストとしての成長を描いた物語である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

74
谷口ジローさんによるシートン動物記「狼王ロボ」。昔、文章の方でも読んだ覚えがあるけれど記憶はおぼろげ。ロボとの対決に夢中になって読み進めていくうちにようやく結末を思い出した。カランポー高原の広大で険しい自然が見事な筆致で描かれる。そこを眼光鋭い狼ロボが疾走する姿に思わず魅入った。悪魔が取り憑いたと言わしめるロボの所業と賢さや勘に慄きつつも、ロボを捕まえることにジレンマを持つシートンの気持ちに同調。本当の狩りというものを見た気がした。そして自然の中での人間と動物との関係性など大切なものが詰まっている。2019/10/15

navyblue

14
毎年夏休みの宿題の読書感想文には、「シートン動物記」を選ぶ子供が必ずいる。私も遙か昔に同じようにこの本を読んでロボの気高い生き方に心が揺さぶられる思いをした。今回、谷口ジローさんの漫画で読み直してみたところ、その臨場感や迫力に圧倒された。シートンはカナダ人なので、身近にある自然や動物に対する畏敬の念がもともと深いのかもしれない。ブランカが罠にかかってからのロボの行動に胸を打たれない人はいるのだろうか。切ない幕切れなのに、清々しい読後感を感じるのは、なぜだろう。2018/08/04

剛腕伝説

8
何度目かの再読。 動物、特に野生の動物を描かせたら天下一品の谷口ジロー。野生動物の猛々しさ、悲しさの表現が秀逸。 画家として、作家として、ハンターとして生きたナチュラリスト・シートンが魅力的。 圧倒的な知恵と統率力で人間を翻弄し続けたロボの最期は、悲しくて静かであった。2024/01/12

pencocco

4
谷口ジローによるシートン動物記のコミカライズ。誇り高き狼王ロボの話。もう涙なしでは読めませんでしたよ…!谷口先生の美しい絵で描かれたアメリカの大自然。狼の息遣いや土ぼこりが直に感じられるほど臨場感あふれる筆致です。2015/02/26

たまきら

3
子どもの頃胸を痛めませんでしたか、ロボの話で…大人になってこの人の漫画でロボに再会できて感激です。ないちゃった。2015/02/06

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