内容説明
露伴、文(あや)、青木玉を継ぐ若き感性のエッセイ。あるときは同じ歳の友人に結婚祝いを贈り、あるときは家の普請(ふしん)に来た若い大工さんとの会話に笑い……。年齢も国籍も心の距離さえも異なる、さまざまな人たちとの出会いをさわやかにつづる。日本とヨーロッパ、今と昔を行きつ戻りつ、幸田露伴、文、青木 玉を継ぐ筆者の若い感性が光る、ユーモアあふれる随筆集(講談社文庫)
目次
うさぎの聞き耳(卯年を送る 光るまなざし パンドラの箱 女所帯の夕飯 ほか)
日本もいいし、ドイツもいい(過ぎてきた街 秋のドイツはロマンティックか もみじの季節、湯の山へ どこに座る?タクシーの座席 ほか)