内容説明
国鉄全線をはじめ、私鉄も含めて日本の鉄道全線区をついに完乗。汽車旅が好きでたまらず、フリーのレイルウェイ・ライターになった著者が、全線区の乗りつぶしから、鈍行乗り継ぎ、気まぐれ列車の旅、「ORITADEごっこ」、「汽車旅おにごっこ」など、新しい汽車旅の魅力を見つけ出しては楽しんでいる。旅行記の傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
0
19970207読了 GB借
churu
0
国鉄末期頃から宮脇俊三と並ぶ二大鉄道旅行作家として人気を博した種村氏は、若い仲間たちと考案したゲーム性の強い鉄道旅行を実践し、当時の乗り鉄に多大な影響を与えた。 新聞記者出身だけに文章の叙述スタイルは旅情よりも情報提供と旅の記録に重点が置かれている。掲載された情報は瞬く間に古びてしまうし、一般の人が紀行文学として読むにもマニアックすぎて、今や読むに耐えないかもしれない。 ただ夜行列車すら過去のものになりつつある今、昔はこんな旅ができたんだよなと懐かしさに浸れる一部の人にとっては極めて貴重な記録でもある。