角川ビーンズ文庫<br> アストロッド・サーガ - 悪魔の皇子

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角川ビーンズ文庫
アストロッド・サーガ - 悪魔の皇子

  • 著者名:深草小夜子
  • 価格 ¥484(本体¥440)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044506018
  • NDC分類:913.6

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内容説明

『悪魔の皇子』と呼ばれる異母兄弟――兄シェラバッハと弟アストロッド。何の力も持たない弟とは逆に、優れた闇の力を持つ兄は、ある日突然、王妃となるはずの王女ナシエラの身体に弟の魂を封じこめてしまう。一つの身体に二つの魂となったアストロッドとナシエラは、シェラバッハに復讐を誓うが――!? 「悪も災いも君に仇をなさせはしない。わたしが君の闇となろう」審査員絶賛! 第2回角川ビーンズ小説大賞<優秀賞>受賞作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

合縁奇縁

47
『第2回角川ビーンズ小説賞、優秀賞受賞者デビュー!!』「呪われてあれ、兄君! 貴様に私がくれてやるものは、この先、死のみと知れ!!」──『悪魔の皇子』と呼ばれ、闇の力を持って生まれついた異母兄弟。光の王女を間にはさんでの、数奇なる宿命の戦いが始まる──!!「悪魔の皇子」シリーズ第1弾。闇の眷属たる兄弟が戦うお話。人間の姫と悪魔の間に生まれた異母兄弟。冷徹で完璧な兄・シュラバッハと、貧弱で偏屈な弟・アストロッド。そして、他国からシュラバッハに嫁いだナシエラ。この3人を中心として話は動いていくのだけれど、2017/08/18

トコ

4
悪魔の皇子と呼ばれる異母兄弟-できすぎた兄と出来損ないの弟の物語。妻となる王女の身体に弟の魂を封じ込める兄の暴挙にまず驚き、その兄に憎悪を燃やしつつ魂の容れ物となった王女に惹かれていく弟の姿に泣いた。行く末が気になり一気に読んだ。一つの身体で対話する対照的な精神の王女と弟。前半は弟の品性皆無の卑屈な小物っぷりに苛々したが、王女の魂と語らい反発しながらも次第に彼女を守りたいと強く願う姿が切ない。生まれ変わる蝶の羽化を見た気分。しかし兄、いくら身体は女だからって弟に対してあそこまでやるか…ある意味近親相姦。2009/01/09

3
再読。読む度思うが、書き方が凄く好み。今まで読んできた色々な文庫の中で一等好き。イラストも元々ファンのみなみさんで満足。何か遠回しなBLな感じだが、そこがいい。褒めすぎかもしれないが、好きなものは好きだ。2010/05/02

トゥルチィ

2
初めて買ったビーンズ文庫の雑誌に受賞話が掲載されており、ビーンズ文庫にしては重厚な文章が内容に合っていて…生まれて初めてファンレターを書こうかと便箋を買ったのを覚えています笑 ファンレターは勇気がなくて出せなかったけど、とにかく大好きな作品!挿絵が南さんなのも、嬉しい!2016/12/20

紫若菜

2
数年ぶりに再読しました。以前読んだ時はキャラがあまり好きになれなかったのですが、改めて読むと異母兄の屈折した情愛やアストロッドのへたれっぷりに愛着がで出てきてしまいました。いきなり兄上に妻になれ、と言われたアストロッドの気持ちを思うと何とも言えないですが、ストーリーも面白いと思います。文章はすごく雰囲気があって、描写も細かい。けれど不思議と読みやすいです。深草さん、これ以外のシリーズがないのが残念です…2014/02/04

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