内容説明
「まったく、天華姫ときたら!父上の虎近殿を真似るのも、いい加減にしていただきたいですな!」精霊神殿に帰還した、家出姫・天華。彼女を待っていたのは上級神官たちの小言。そして、精霊巫女で妹の白華だった。誘拐事件以降、白華は、亡くなった母の部屋に閉じこめられていた。天華は、白華、Gとともに、放浪中の父の隠し部屋――かつてGが封印されていた場所――に入り込む。精書Mの襲撃に備え、「精書」について調べるために。一方、鋼の剣聖アルバルドは、憧れの人、火の剣聖ガドと再会して……。少女と果てなき世界の物語。明日へと向かう第4弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いけせ@特異性信者
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やっぱ世界観好きだわー。中盤のセイキリュウとかね。次巻も楽しみですわ。2012/03/27
永山祐介
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精書――すなわち、世界を形作る各要素を文字により書物の形に分割して閉じ込めたもの――というアイディアは好きなんですけど、その要素の顕現がすごく恣意的なのがちょっとなあ。例えば確かにMには「Madness:狂気」とかありますが、一方「magnanimity:高潔さ」とかあったりするわけで。というか大概の文字からは反対の意味になるような単語を作れそうな気がします(uとかiなんて、un~とかin~とかでいくらでも作れそうな気がするなあ)。2004/11/09