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内容説明
生存困難な荒野(あらの)で、絶対的な神をつくり上げた一神教世界。そこでは<厳格な戒め>の下、神による救済が説かれ、報復が神の名の下に肯定される。一方、豊かな自然観が神々を生み出した多神教世界は、異質な価値観に寛容であり、特に日本では、いのちの共存をはかる<おだやかな救済論>が育まれてきた。世界各地を歩き、そこに生きる人々のありようを見つめ続けてきた著者は、互いのいのちの存在を認識する多神教の宗教観を<緑の神学>として提示し、世界はそこに立ち戻るべきと説く。縦横に思索を広げた比較宗教論。
目次
序章 なぜ戦争が肯定されるのか
第1章 ユダヤ教―神に選ばれた旅人の宗教
第2章 キリスト教―救世主の行動原理
第3章 イスラーム教―聖俗不分の宗教
第4章 神の闘い、民族の闘い―人を憎悪と悲しみに導くもの
第5章 インドに生まれた宗教―瞑想と共生
第6章 仏教―変容する救済論
終章 宗教の可能性―否定神学から肯定神学へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kengo Kuramoto
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宗教を生きる糧にしている人がいるのは間違いないと思うが、同時にたくさんの悲劇を生んでいるのも事実であると思う。9.11は世界中で起こっている悲劇の一つに過ぎないことを理解している人がどれだけいるのだろうか。2013/10/06
riz
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「一神教ではなぜ報復が肯定されるのか」とあるように?全体的に一神教に(特にキリスト教)批判的に感じた。仏教に肩入れしているようにも?仏教・ヒンドゥー教もいずれはもう少し詳しく知りたいので、これらの説明も入っていたのは良かった。2013/06/02
かねかね
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副題に「報復から共存へ」とあるが、この副題の付け方はちょっと頂けない。そう移行するといいんじゃない? 程度の触れかたなら付けない方がよかったんでは。副題に魅かれて読んだのでがっかり。内容は宗教の説明といった感じでした。2010/08/28
ねねねんど
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今日起こっている紛争が、いかに宗教を旗印にして起こっているかよくわかり、また今後も勉強していこうと思える本でした2019/02/24
owlman
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争うのは信者や主義者。何を拝んでも所詮人の子。2018/03/25




