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内容説明
ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。いまその哲学を再評価する時節を迎えつつある。
目次
第1巻 表象としての世界の第一考察―根拠の原理に従う表象、すなわち経験と科学との客観(世界はわたしの表象である。 主観と客観は直かに境界を接している。 根拠の原理の一形態としての時間。世界は夢に似て、マーヤーの面紗に蔽われている。 物質とは働きであり、因果性である。直観能力としての悟性。 ほか)
第2巻 意志としての世界の第一考察―すなわち意志の客観化(事物の本質には外から近づくことはできない。すなわち原因論的な説明の及びうる範囲。 身体と意志とは一体であり、意志の認識はどこまでも身体を媒介として行なわれる。 身体は他のあらゆる客観と違って、表象でありかつ意志でもあるとして二重に意識されている。 人間や動物の身体は意志の現象であり、身体の活動は意志の働きに対応している。それゆえ身体の諸器官は欲望や性格に対応している。 ほか)



