クリスティー文庫<br> 愛の探偵たち

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クリスティー文庫
愛の探偵たち

  • ISBN:9784151300615

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内容説明

雪に閉ざされたゲストハウスに電話が。ロンドンで起きた殺人事件の関係で警察が向かっているという。やがて刑事がやってきて……マザー・グースの調べにのって起こる連続殺人劇、戯曲「ねずみとり」の原作を始め、ポアロ、ミス・マープル、クィンら名探偵たちの推理がきらめく珠玉の短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

64
8編からなる短編集。「三匹の盲目のねずみ」は、戯曲「ねずみとり」の原作。雪で閉じ込められた家という密室状態と、何とも怪しげな客たちという、クリスティお得意の設定。ミス・マープルものは4編。ミス・マープルものには軽めのものが多いようだ。ポアロものは2編。ミス・マープルものよりより本格的なミステリとなっている。「四階のフラット」は、ちょっと強引な感じもするが。「愛の探偵たち」は、クィン氏もので、ハーリ・クィンは、短編でしか登場しないキャラクター。2024/03/13

Kircheis

53
★★★☆☆ ミス・マープル、ポアロ、ハーリ・クィンらがそれぞれ活躍する話を収録した短編集だが、1番の目玉は戯曲「ねずみとり」の元ネタ「三匹の盲ねずみ」である。 ただ、劇ではなく小説として読むと、犯人は割と分かりやすかった。 それ以外では、ミス・マープル物の「昔ながらの殺人事件」と、「管理人事件」が気に入った。2018/11/07

yumiha

51
何度も上演されたという脚本を小説にした「三匹の盲目ねずみ」は、誰もかれも疑わしくて展開にドキドキハラハラした。まさかねぇと疑っていた人物が犯人というのも、クリスティーらしい。他に、初めてのクィン氏1篇。ミス・マープル4篇、ポアロ2篇。久しぶりのポアロだったので、旧友に会ったように懐かしく思った。しかも「かつて私にも愛する美しいイギリス女性がいた」とポアロが言う場面あり!えっ⁉聞いてないよう…。どこかにそんな話があったのかしらん?2022/08/22

優希

42
クリスティーが創り上げた探偵たちのアンソロジーとでも言いましょうか。豪華です。2023/10/25

Tanaka9999

35
2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。8編。1編目は中編。2編目から5編目の4編がマープルもの。6編目、7編目の2編がポアロもの。8編目がクィン氏もの。これらの作品はすべて古い伝統的な社会を舞台としている。そしてクリスティの話はそちらの方がより良く感じる。2022/05/31

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