内容説明
シカゴの街を一望する巨大ビル、マサード・タワーズの最上階。その豪奢な部屋でリーアは、最も恐ろしい男性と対峙していた。男の名はジョーイ・マサード。洗練された大富豪ながら時に見せる無情さは獅子にもたとえられる、街の実力者だ。三年前、彼にすべてを捧げたあげく裏切られたリーアは傷心のまま街から逃れて彼の子を産み、ひっそりと暮らしていた。だが真実を知ったジョーイが怒り狂い、子どもを奪ったのだ。リーアは我が子に会わせてと泣いて訴えたが、ジョーイは非情なまなざしを彼女に向け、取り引きを持ちかけた。僕とベッドをともにするなら、と。愛人になれというのね……。リーアはうなずくほかなかった。■『哀愁のシカゴ』では欲望渦巻く虚飾の街を舞台に幼なじみの三人のヒーローが大活躍。ホットなラブシーンも読み応え充分です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
3
このシリーズはストーリー自体が好きになれない。前後して読んでるせいもあるかもしれないけど、ヒーローの父親は親友の妻と不倫し、ヒーローは婚約者がいるのにヒロインには秘密にして付き合っていた。妊娠したヒロインにいい顔をして世話をしてきたヒーロー父には過去に交わした陰謀があり、元婚約者と結婚させたがっているという、ドロドロ展開です。ヒーローは自分のしたことを棚上げにして、弟が見つけてきた息子を誘拐してくる始末。息子のことを全く考えていない自己主義です。何を言っても言い訳がましく、斜め読みで終了した。2018/07/07